皆さんは「メンバーの代わりにステージに立ってグループの危機を救ったアイドルプロデューサー」のニュースを覚えているでしょうか。
なんと大学生でありながらアイドルグループを自ら作り出し、マネジメントをしながら時にはステージにも立つ…。
そんな物語のような本当のお話で一躍有名になり、現在進行形で「ワンアポ」というグループを作り上げている敏腕プロデューサー「まり(ちゃん)P」さん。
今回はその「まり(ちゃん)P」さんがなんと慶應義塾大学に在学していることを知り、その素顔やプロデュースの裏話など、様々な事をインタビューさせて頂きました。
目次
まりさんのプロフィール
項目 | 詳細 |
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氏名 | 鈴木まり |
在籍 | 慶應義塾大学 |
趣味 | 映画鑑賞(ハードボイルドからミニオンまで映画全般) |
インタビュー
まりさんが「まり(ちゃん)P」になるまで。
はい!私がプロデュースしているのは「ワンアポ」という5人組アイドルグループで、2019年1月にオーディションを行い、2019年の4月にデビューしました!
ちょうど一周年なんですね!
そうなんです!4月でちょうど一周年なんです!
おめでとうございます!この1年はまりさんにとってどんな一年でしたか?
仲良くしてくださる運営さんやアイドルグループさんが少しずつ増え、
アイドルのスタッフを始めて3年目にしていよいよ両足を突っ込んで動き出せた1年でした!
やはりまりさんの原点には「アイドルが好き」という気持ちがあってのことだったのでしょうか?
アイドルは幼稚園の頃から好きでした!
当時はハロプロさんの時代だったので、ミニモニ。等にはまっていましたね。
そのあと、小中学生の頃はAKB48さんやももいろクローバーさんに夢中になっていました。
中学の2・3年のころに、テレビに出演せずにライブを中心に活動するアイドルの存在を知ってからさらにハマり、
高校生の頃もずっと好きで、そう思うと物心ついてからアイドルの存在がずっとわたしの側にありました!
ではやはり、好きが高じてアイドル業界へ進んだのでしょうか?
いえ、最初はアイドルの運営をしよう!とは思っていなかったのですが、私が大学に入った頃に知り合いから
「いまこの事務所がスタッフ足りてないからバイトしてみない?」
と、声をかけて頂いたことがきっかけで、クロスアイデア(ワンアポが所属する事務所)で働くことになりました。
本当に大学に入ったのと同時だったので、私の大学生活とこのお仕事は常に共存している感覚です(笑)
そういう経緯だったんですね。
実は私が事務所にアルバイトとして入ったときは「プロデューサーになるぞ!」と入ったわけでは無かったんですよね。
高校生の時はアルバイトをしたことが無く、アルバイトの探し方もわからない状態の私を誘っていただき、ましてアイドルに関わる仕事ができる、という事が本当に嬉しく、「どんな形でもここで働ければいいな」という気持ちでした。
そうだったんですね。そこからもまりさんのアイドルに対する思いが伝わってきます。では、その後どういった経緯で「プロデューサー」というお仕事をされるようになったのでしょうか?
事務所の代表が「自分と同じように動ける社員を育成するためにプロデューサーを育てたい」という事で声をかけて頂いたのがプロデューサー業務のきっかけです
「実践しながらアイドルプロデューサーを育てたい」という社長の考えのもとに、タイミングよく「アイドルがめちゃくちゃ好きな人が大学で色々な事を学びながら業務をしている」という人材が目の前にいた、という事でこのようなことに携わらせていただくことができました。
それは強運ですね。でもいきなり始めるとなると色々難しかったのではないでしょうか?
そうですね…。
まず始めるにあたって大変だったことは、私自身が今まで大きな行動を起こしたことが無く、自分の周りで手助けをしようとしてくれている方への相談の仕方や頼り方がわからなかったことでした。
実はワンアポがデビューする1年ほど前に、仮始動させたことがあったのですが、集めたメンバーのうち1人が脱退するということになってしまいました。
自分の責任でうまく運営することができなかったことにもショックを受けましたし、周りからも様々なお言葉を頂き崖っぷちの状況に追い込まれて、今まで以上に自分を奮い立たせるきっかけになったことは間違いないですね。
そういった経緯があるんですね。他にも色々と大変なことがあったと思うのですが、どのように乗り越えてこられたのでしょうか?
もちろん私自身が、作曲もできない、業界のこともあまり分からない、というまっさらな状態から始めているので、「アイドルが好き」という気持ちだけで乗り切ってきました。
大学生活との両立はどうでしたか?
プロデュースを始めた2019年の1月からちょうど休学申請を出してしまったので、今はまだがっつり両立、という形ではできていないので何とも言えないのですが、この春学期からは休学が終了するのでここからが勝負だなと思っています。
1・2年生の時にある程度単位を取得することは非常に頑張りました(笑)
成績優秀じゃないですか。すごい!(笑)
中高では、テストで学年1桁の順位を取ることも多かったです!
ただ、自分の在籍している大学では高校時代から何かしらのプロジェクトを行っていた、という方が非常に多いので私も高校の時に勉強以外に経験できることを色々としておくべきだったなという気持ちの方が強いです。
どうしても、自分が学んだことをベースに物事を考えてしまうので「頭が固い」感覚になってしまうんですよね。
なので、つい何かを始めるとなると本を読む癖がついていて、アイドルプロデュースを始めるときもたくさん本を読みました(笑)
確かに。でも、その勤勉さが今のワンアポのSNS等を見ていると伝わってくる感じがしますね。
「ワンアポ」誕生秘話
グループを表に出した時の反応はどのような感じだったのでしょうか?
もともと大学のアイドルコピーダンスサークルに所属して活動をしていたことや、授業や学内のコミュニティでアイドルについての発表をしていたこともあり、知人には特別驚かれることもなく、「応援してるよ!」とたくさん声をかけてもらいました!
過去にメイドカフェでアルバイトをしていたこともあったのですが、その時のお客さんも拡散に協力してくれたり、とても嬉しかったです。
ワンアポの世界観はまりさんが作ったのですか?
そうですね!
自分でいくつか案を出して、代表にも相談しながら今の世界観である「おとぎ話」をベースにした「魔法をかけられる前のシンデレラ」というテーマに決めました。
そこから、「Once upon a time(昔々)」という言葉が生まれ、「ワンアポ」というグループ名に決まりました。
その他にはどのようなコンセプトの候補があったのでしょうか?
他のコンセプト案は3つほどありました。
オーディションをしている段階でも非常に迷っていて、どのコンセプトが良いかなどは本当に熟考しましたね。
クラシカルな北欧をイメージした雰囲気や、現在のワンアポのもととなったメルヘンチックなもの、避暑地をイメージしたものなどがあったのですが、私自身がイメージを言語化することに苦心しました。
その中でも、「ユートピア」という単語は常に念頭にあり、このようなイメージイラストを作ったりもしていました。
おお!すごい素敵なイラストですね。
今の衣装とは全く違うのですが、茶色や臙脂を用いたイメージは最初のワンアポの衣装に反映されています。
衣装もまりさんが考えているのですか?
そうですね、しっかりしたデザインはもちろんデザイナーさんにお願いしているので、最初のイメージの部分は私がある程度考えて、デザイナーさんに作ってもらうようなスタイルで衣装は作っています!
今回はクラシカルかつ、華美になり過ぎないイメージで作っていただきました。
また、初期の衣装にあった赤いリボンも場所こそ違えど、新衣装にもしっかりついています!
ちなみに、振付等も自身で考えられてるのでしょうか?
はい!ワンアポの振付は私が考えています。
振付はやはり大変ですが、今までアイドルが好きだったこともあり、小学生ぐらいのころからずっと曲に合わせて踊ったりしていたんですよね。
ユニドル時代も含めて、振りをコピーした曲は100曲ぐらいあります(笑)
そこで、私の中に振りのパターンが刻み込まれているので、振りを作る曲を何度か聞いてるうちに体が自然に動いてくるんですよね。
ここまで来たら、あとは自分の中で考えて、メンバーにも相談して、という形で振りを作っています。
すごいですね。
ありがとうございます!
どこでグループのオリジナリティを表現するか、という事を考えた際にやはり「振付」というアウトプットが重要だと思ってしっかり自分でするようにしました。
「まり(ちゃん)P」の奮闘記
やはり、プロデューサーとなるとあらゆることを自力で考えるんですね。日々の業務はいかがでしょうか?
周りに助けられて何とかうまく回せています。
本当にアイドルマネジメントに関わるすべての業務を私が担当しています。
でもまだまだ代表やスタッフさんに助けられることも多いので日々感謝しています。
やはりライブでの活動がメインになるのでしょうか?
そうですね。今はライブでの活動を中心としています。
ライブ配信なども流行っているので、メンバーによっては各自で配信等もしていますが、強制は特にしていません。
また、ライブごとにしっかりと目標を設定して毎度本気で臨んでいます!
やはり、ライブが一番ワンアポを感じてもらえる場だと思っているのでそこに力を注いでいきたいですね。
ライブは月に何度くらい実施しているのですか?
現在は新型コロナウイルスの影響で今後の状況が読めない段階ではありますが、通常時はライブを月に10本ほど行っています!
主にライブハウス等で行っていて、他のグループさんと一緒に20分ぐらいの枠で出演させていただくことも多いですね。
ライブにも種類があるのですが、他のグループさんの生誕祭などに呼んで頂くのは本当に嬉しいです。
やはり、生誕祭は誕生日を祝うためのライブなので、そこに呼んでもらえるという事は「誕生日パーティーに呼ばれた」というような感覚なので、そこに人と人のつながりを感じて嬉しいです。
代打で危機を救ったPPまりさん
プロデュース業とはまた別のお話になりますが、先日実際にステージに立ってみた際の感触はどのような感じでしたか?
そうですね、普段のライブではプロデューサーはお客さんの背中側からステージを見ています。
そうすると、中々お客さんの表情を見ることが難しいのですが、ステージに立つとお客さんの生の表情を見て会場の雰囲気を感じ取ることができ、ステージを見ている方の気持ちが今まで以上にわかった点は大きかったですね。
やはり、現場を一番感じるのはステージに立っているメンバーだな、と感じたので今後メンバーから
「すごく盛り上がりました!」とか「この曲が好評です!」といった意見が上がったときはすごく貴重な意見という風に捉えられるという事を再認識できたのは本当に良かったです。
あと、もう一点良かった点があります。
元々私はプロデューサーとしてメンバーを支える立場なので、冗談を言ったりすることなく気を張ってメンバーと接してきたのですが、演者となってステージに立ったりMCをしたりする中で、お互いに今まで知らなかった部分もわかりあうことができてかなり打ち解けられたのは嬉しかったです。
やはりステージに立つのは相当勇気のいる決断だったんじゃないですか?
そうですね…!
もちろん勇気は必要だったのですが、なんとなく「ここは意外と何とかなるんじゃないかな?」という自信もありました(笑)
「ワンアポ」の今後について
それでは、1周年を迎えちょうど新体制になった「ワンアポ」ですが、今後こんな風にしていきたい!というような野望はあるのでしょうか?
まずはワンマンライブを成功させたいです!
あとは、今年中に必ず全国流通盤のCDをリリースしたいですね!
まりさんのプロデューサーとしての今後の目標を教えてください!
私としては、一つ一つ信頼を積み重ねていきながら、自分を磨いてしっかり発信力をつけていきたいですね。
今後、新メンバーが入るときも「ワンアポだから入りたい!」という気持ちで来ていただけるようなグループを作り上げていくことが私の今の目標です。
あとは、休学を開けて大学にも行きますが、大学を言い訳にしないように頑張っていきたいですね!
やっぱり卒論もアイドルに関わることを書かれるのですか?
はい!もちろんそうします!!
今までも授業で論文やレポートを書く時もこのテーマで書いたことも多く、法学の授業では「アイドルと法」というテーマで書いたレポートが高評価を得たこともありました。
面白そう!読んでみたいです。むしろ新書とかであったら買います(笑)
そんなに大したものではありませんが…!興味を持ってくれて嬉しいです!
わたし自身、今年はワンアポだけでなく周りも盛り上げることがしたいです!!!
ありがとうございました!
「ワンアポ」メンバーのプロフィール
今回ご紹介させていただいたまりさんがプロデュースする5人組アイドルグループ「ワンアポ」のメンバーのプロフィールを今回は特別にPenmarkNewsでご紹介させていただきます!
個性豊かなワンアポの5人からきっとあなたの新たな推しが見つかるはず!
紫葉さくらさん
項目 | 詳細 |
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誕生日 | 4/1 |
趣味 | コンカフェ |
好きなもの | シナモン・どうぶつの森 |
結城りささん
項目 | 詳細 |
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誕生日 | 12/26 |
趣味 | ゲーム |
好きなもの | ポケモン・コーヒー |
佐藤みうさん
項目 | 詳細 |
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誕生日 | 6/7 |
趣味 | SNS |
好きなもの | カチューシャ・かわいい女の子 |
加倉あおいさん
項目 | 詳細 |
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誕生日 | 3/14 |
趣味 | 音楽 |
好きなもの | メッソン・占い |
円居まいさん
項目 | 詳細 |
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誕生日 | 7/2 |
趣味 | スノボ |
好きなもの | 焼肉・チーズ |
今後のライブスケジュール
━では最後に、この記事を読んで「ワンアポのライブに行ってみたい!」という読者の方へ、今後のライブスケジュールをお願いします!
1stワンマンライブが7/19に新宿MARZにて開催されます。詳細はツイッターで随時お知らせしていきます!!
ワンアポの最新情報はこちらから確認してくださいね!⇩
初めまして、よろしくお願いいたします!
最初にまりさんのプロデュースしているグループについて教えてください!