こんにちは。
今日紹介するのは、弁護士を目指して大学2年生から勉強をスタートし、見事に予備試験(司法試験を受験するために突破しなければならない試験)に合格、その後、司法試験に1回目の受験で合格した福澤さんです。
既に大手法律事務所に内定が決まっているとのことで、未来の弁護士です!
先輩がどんな履修を取っていたのか、どうやって勉強をしていたのかインタビューしてきました
目次
福澤さんの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
氏名 | 福澤寛人 |
出身学部 | 法学部法律学科 |
出身高校 | 慶應義塾高校 |
生年月日 | 1996年12月7日 |
サークル | 律法会 |
好きなラーメン屋さん | 日吉 柴田商店 /三田 むらさき山 |
法律の学習スタート時 | 大学での学習は1年生の4月から、司法試験予備校での学習は2年生の12月から |
福沢さんのキャンパスライフについて
—なぜ法学部法学科への進学を決めましたか?
慶應義塾高校在学時に法律学の授業を受ける機会があり、そこで法律学の面白さに惹かれたからです。理系分野に興味がなかったのも一つの理由です。
—どんな学生時代を過ごしましたか?
サークル活動、アルバイト、遊び、勉強に打ち込みました。特にサークル活動の一つである「律法会」(法律討論会)には4年間打ち込みました。
—サークル活動やバイトはやっていましたか?
法律サークル「律法会」に所属し、新入生勧誘活動・法律討論会などをしました。律法会は多様性に寛容なサークルだと思います。会員の目的は友達作り・法律の勉強・試験対策・遊びなど様々ですが、みんなが互いを尊重し一つの組織として成り立っています。入会したい目的は問われません。ぜひ気軽に参加してみてください!
アルバイトは、1・2年次にカフェ店員・塾講師・イベントスタッフなど様々なアルバイトを経験しました。2年生の12月に受験勉強を始めた際にはアルバイトを辞めました。
先輩の履修を教えてください!
—履修はどういう観点から決めましたか?
1・2年次には、アルバイトがしやすいか、授業が興味を持てる内容であるかという観点から決めました。また、私は2年生の12月から法曹を目指して受験勉強を始めたので、3・4年次には、受験勉強の役に立つかという観点から決めました。
—おススメの授業や履修のテクニックはありますか?
おすすめの授業は、体育です。私はボクシング・サッカー・ハンドボールを履修していました。大学の体育では、追加料金なしで大学の質の良い施設を利用できます。そして、大学の体育には珍しいスポーツがたくさんあるので、なかなか経験できないスポーツを経験することができます。
また、法曹志望の方におすすめしたいのは、法律の演習の授業です。普段机に向かって一人で勉強することが多いと思いますが、演習の授業では法律を通じて他人とコミュニケーションをとるので、新鮮な気持ちで学習できると思います。
履修のテクニックは、自分の興味がある授業を履修すること、無理のない時間割にすることです。この二つを意識しなければやがて授業に出席することがつらくなってしまうと思います。四月病にはご注意ください。
—思い出に残っている授業はありますか?
3・4年次のゼミです。ゼミでは合宿など仲良くなるイベントがたくさんあるので、ゼミのみんなと議論をする時間はとても楽しく有益でした。
—定期試験はどうやって乗り切りましたか?
友人と試験に関する情報を共有して乗り切りました。試験範囲・過去問のデータ・出題されそうな分野などの情報を共有し、効率よく勉強するよう意識しました。また、勉強の時期については、直前期に知識を詰め込むタイプでした。
—福澤さんの在学中の時間割を教えてください!!
以下が私の時間割です!法学部の皆さんは是非参考にしてみてくださいね!!
一年時の履修
一年生の時は、自然科学などのジャンルに偏りがないようにすること、バイトに行きやすいように5限はあまりいれないことに気を付けました。自然科学などのジャンルに偏りがないようにすること、バイトに行きやすいように5限はあまりいれないことに注意です!
二年時の履修
二年生では、展開科目を先取りすること、サークル活動の時間と授業が被らないようにすることに気をつけました。展開科目を先取りすること、興味のある授業を履修することを意識するといいですよ!!
三年時の履修
三年生時の履修のポイントは、司法試験の勉強の役に立つ授業を履修すること、(ロー入試の際に大学の成績を提出するため)成績を取りやすい授業を履修することです。
司法試験の勉強の役に立つ授業を履修すること、(ロー入試の際に大学の成績を提出するため)成績を取りやすい授業を履修することを意識するといいですよ!
四年時の履修
4年生は、春学期で卒業が確定する単位数の授業を履修すること、予備試験の受験に影響があまりでない授業を履修することに注意しました!
ダブルスクールって実際は大変?
—法曹を目指したのは?
2年生の12月からです。2年生の11月にサークル活動がひと段落し、進路を考えるようになりました。私は法律討論会の活動などを通じて法律の面白さにさらに惹かれていたので、法律を扱う仕事をしたいと思いました。
また、私は大学受験をしておらず何か大きなことに挑戦したいという思いがありました。そこで、司法試験を受験し法曹の道に進むことを決意し、履修も3年生の春学期から予備試験を意識したものにしました。
—ダブルスクールをしようと思ったきっかけは?
ダブルスクールをしようと思ったのは、司法試験・予備試験の範囲が膨大で独学が困難であると感じたこと、周りのほとんどの受験生がダブルスクールをしていたことがきっかけです。
私は色々な予備校があるなかで、先輩の勧めもあり、アガルートアカデミーという予備校を選びました。
—どうやってダブルスクールを選びましたか?
内部生は予備校に通っている先輩を知りやすい環境にいることから、先輩と同じ予備校をそのまま選択しがちです。ただ、予備校選びは、多額の金銭がかかわること、これから先数年間の生活に大きくかかわることから、十分に情報を集めたうえで慎重に選ぶことをお勧めします。
例えば、私が通っていたアガルートアカデミーは、
- 日吉キャンパスの近くに日吉ラウンジがあり、自習しやすいこと
- テキストがカラーで見やすいこと
- インプット講義の時間がコンパクトかつ必要十分にまとまっていること
などの特徴があります。
内部生のみなさんにも、このように各予備校の特徴を知ったうえで予備校を選んでいただければと思います。
—ダブルスクールをして、授業も出ると大変だったのでは?
アガルートアカデミーの講義は隙間時間にネットで受講ができるので大学の授業と容易に両立できました。なので、大変ではなかったです。
また、私の場合、ダブルスクールを始めた時期以降は法律の授業をメインに履修しており、大学の授業も受験勉強の役に立っていたので、大学の授業も受験勉強の一環と捉えていました。
仮に大学の授業が受験勉強と全く関係のない分野のものでしたら、大学の授業を苦痛に感じることもあったと思いますが、私の場合はこの苦痛がなかったので、大変さを感じにくかったと思います。
—日頃の勉強はどこでやっていたのですか?
アガルートアカデミーには日吉キャンパスから歩いて5分の日吉ラウンジという場所があり、ここで勉強をしていました。放課後や空きコマに気軽に自習・質問しに行くことができます。慶應生が学習するのに最高の環境です。
ラウンジでは受験指導のプロの先生が自分の勉強の進捗を管理してくれます。なので、自分の勉強の方向性が正しいとの安心感がありました。そのため、迷うことなく勉強を進めることができました。
また、先生方に気軽に質問しやすい環境があるので、疑問が生じた場合にはすぐに解消できました。このような最高の環境は司法試験受験界では希少なので、日吉ラウンジで学習できること自体がとても大きなアドバンテージであったと思います。
在学中に勉強するとどんなメリットがあるの?
—予備試験に在学中合格をするとどんな良いことがある?
まず、予備試験合格者限定の法律事務所の説明会やインターンがあるので、予備試験に合格すると就活が有利になるという良い点がありました。また、さらに大学在学中に予備試験に合格すると、早期合格者として就活でより有利になると感じました。
また、ロースクールに進学する必要がなくなるので、ロースクールの学費が浮くことも良い点だと思います。
—これから法律の勉強を始めようと思っている慶應生にメッセージをお願いします。
法律学は論理的で楽しい学問だと思います。ぜひ法律の学習を楽しんでください。もし法律学が楽しいと感じるのであれば、法曹への道を検討してみてはいかがでしょうか。みなさんの法律学ライフが楽しいものとなるよう祈っています!
インタビューを終えて
いかがでしたか??学業とバイト、司法試験の勉強を両立し、見事司法試験に一発合格するという、まさにロールモデルにすべき人物ですね!!法学部の皆さんは、福澤さんの履修を是非参考にしてみてください!!
今回この記事が好評だったら、【慶應生の履修】をシリーズ化しようと思っています!!よろしくお願いします!!