大学生必見!公認会計士試験の難易度と年収を徹底解説~最適な予備校選びのポイントとは~

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大学生の間で、公認会計士を目指す人が増えています。

ペンマークが23万人の大学生を対象に調査を行った結果、26%の大学生が公認会計士に必要な「簿記・会計・税務」に興味を持っていることがわかりました。

この記事では、公認会計士資格の仕事内容、取得の難易度、そしてその魅力やメリットについて詳しく解説します。これを機に、あなたの将来の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

 

1. 公認会計士資格とは?

公認会計士の仕事内容や資格の難易度について、正確に知っている人は意外と少ないかもしれません。

そこで、ここでは公認会計士について解説していきます。

1.1 公認会計士とは

公認会計士は、企業や個人の財務諸表の監査、税務申告、財務分析などを行う専門家です。簡単に言えば、お金に関する法律や会計の知識を活かし、企業の財務の健全性を確認する役割を持っています。

1.2 公認会計士の具体的な業務内容

「会計士」と聞くと、電卓やExcelと向き合っているイメージがあるかもしれませんが、実際は幅広い業務を担当します。例えば、企業の監査や税務申告だけでなく、企業再生支援や財務アドバイザーとしての役割もあります。

様々な業種・役職の人とコミュニケーションをとることができ、企業の信用や評価に大きく関わる仕事のため、とてもやりがいのある仕事といえます。

1.3 公認会計士資格取得の社会的評価は?

公認会計士資格を取得すると、社会的評価がとても高くなります。仕事面で市場価値が高いのはもちろんのこと、プライベート面でも社会的評価の高さの恩恵を受けることが出来ます。

例えば、社会人1年目から自宅ローンを組むことが出来ます。これは多くの新卒社会人にとっては難しいことです。。いかに公認会計士の評価や信頼が高いかを示す良い例といえます。

加えて、公認会計士は企業の監査役などの要職に就くこともできるため、社会的地位が高いということが出来ます。

1.4 三大国家資格!公認会計士資格取得の難易度は?

公認会計士資格は、医師免許や弁護士資格と並ぶ、三大国家資格の一つです。そのため、難易度はとても高い資格です。公認会計士になるためには、「短答試験」「論文試験」の2つの試験に合格をし、2年間の実務経験をする必要があります。

しかし、取得した時の達成感や、今後の人生の安泰が確約されることを考えると、資格取得の価値はとても高いといえます。

2. 公認会計士資格取得のメリット4選

2.1 高収入

会計士はほかの資格や職業に比べてとても高収入です。

大学生のうちに資格を取得すれば、30歳になった時には多くの人が1000万円以上の年収を得ています。もちろん年収だけが全てではありませんが、自分の仕事が給料という形でしっかり還元されることは、仕事をする上で大きなモチベーションにつながるのではないでしょうか。

2.2 就職活動の負担が軽減される

公認会計士試験合格者は、就職活動において非常に有利です。特に、大手監査法人の「BIG4」と呼ばれる4大監査法人(デロイトトーマツ、あらた有限責任監査法人、トーマツ、あらた有限責任監査法人)は、公認会計士の採用を積極的に行っています。

試験に合格すると、合格者専用の就活ロードがあり、多くの合格者がBIG4に就職することが出来ます。非常に就職難易度の高いと言われるBIG4に入りやすいことは大きなメリットと言えます。公認会計士資格を取得している学生は、学歴の壁に阻まれることがない点も大きなメリットです。

2.3 社会的ステータスが得られる

公認会計士は、企業や金融機関などの監査業務で必要不可欠な存在であるため、社会的ステータスが非常に高いです。また、公認会計士は、企業の重要なポストに就きやすいため、出世や高年収が期待できる職業といえます。

2.4 人生の選択肢が広がる

公認会計士資格を取得することで、企業や金融機関、監査法人など、多くの企業で幅広い業務に携わることができます。また、国内だけでなく、海外でも活躍することができるため、グローバルなキャリアを目指すこともできます。

加えて、監査法人では多くの企業の重役と人脈を形成することができるため、一生の武器となります。

3. 公認会計士の将来性

3.1 公認会計士が活躍する場面

公認会計士は、上述したように様々な場面で活躍することが出来ますが、中でも「独占業務」と呼ばれるものがあります。

独占業務とは、法律によって公認会計士しか行うことが出来ない業務のことを言います。例えば、財務書類の監査や内容証明などの業務は、公認会計士が専門的な知識やスキルを持っているため、公認会計士以外が行うことはできません。独占業務には、公認会計士に対する信頼性や専門性を高め、社会的信用を維持する役割があります。

公認会計士にしかできない業務が現在も、これからも多いと考えられていることから、今後も活躍できる場面は非常に多いと予測されます。

3.2 公認会計士とAI技術

近年、AIの発展によって、一部の業務が自動化される可能性が出てきました。しかし、公認会計士が担う監査業務などは、人間の判断や専門的な知識が必要なため、AIによる自動化は難しいとされています。

一方で、AIを上手く使うことにより、今まで余計な負担になっていた単純作業を自動化し、よりやりがいのある仕事に専念できる環境が作られると考えられています。公認会計士の需要は今までと変わらず高く、業務はより魅力的なものとなると言えます。

3.3 将来の公認会計士の需要とは

世界的な規模でのグローバル化や、企業の経営環境の変化に伴い、公認会計士の需要は今後も増加すると予想されています。また、公認会計士は、企業の社会的信用を守る重要な役割を担っているため、社会的責任も大きく、需要が継続的に存在する職業として注目されています。

4. 公認会計士資格取得のために予備校は必要?

4.1 予備校か独学か

公認会計士試験合格のために、予備校は絶対に必要と言えます。網羅的な独学用の教材などがほとんど販売されていないことや、販売されていても講義用のテキストであり、講師のわかりやすい授業を前提として作られていることから、予備校に通うことは必須といえるでしょう。

4.2 オフラインかオンラインか

予備校と言っても、校舎に行く必要のないオンライン授業もあります。もちろん、オフライン・オンラインにそれぞれメリット・デメリットがあります。予備校選びや授業形態にに悩んでいる方は、この記事を参考に、自分の生活スタイルや性格と照らし合わせて判断しましょう。

5. 公認会計士予備校を選ぶ際のポイント

ここでは、自分に合った公認会計士予備校を選ぶ上で欠かせない重視すべきポイントを解説していきます。

ポイント① 通学か通信か

公認会計士予備校では、通学通信、もしくは両方を選ぶことが出来ます。

ここでは、それぞれのメリット、デメリットをご説明していきます。

通学のメリット

  • 授業スケジュールが組まれているので、スケジュール通りに勉強を進行できる。
  • 予備校に通うのでオンとオフのスイッチを明確に分けることが出来る。
  • 自習室を利用することが出来る。

通学のデメリット

  • 映像授業のように倍速再生等が出来ないため、効率的でない場合がある。
  • 予備校への通学時間がかかるため、時間ロスが発生する。
  • 友人付き合いが増え、勉強時間が削られてしまう可能性がある。

通信のメリット

  • 倍速再生等を用いて、効率的に学習をすることが可能。
  • 自分のスケジュールに合わせて学習を進めることが出来る。
  • 通学する必要がないため、勉強に取り掛かるハードルが低い。

通信のデメリット

  • 本人がスケジュール管理をする必要があるため、一度怠けると挫折してしまう。
  • 予備校によっては自習室を使えない場合がある。
  • 授業後に講師へすぐに質問をすることが出来ない

通学・通信併用のメリット

  • 通学、通信のメリットをどちらも享受することができ、デメリットを補える。

通学・通信併用のデメリット

  • 料金が高い
  • 通学が億劫になり、実質的に通信と変わらなくなる可能性がある。

ポイント② サポート体制

予備校のサポート体制は、公認会計士試験においてとても重要です。

公認会計士試験の内容は幅広く、会計・財務、経済・経営、法律、税務、監査など多岐に渡ります。このようにたくさんの科目を同時に学習していく必要のある受験生は、時間管理や学習計画の面でサポートが必要になります。

予備校が個別カウンセリングや学習アドバイスを提供することで、受験生は自分の弱点や学習の進捗を把握し、無駄のない学習スケジュールを組むことができます。また、わからないことはすぐに質問できる環境が整備されていることも重要だと言えます。

ポイント③ 講師・チューターの質

公認会計士予備校界隈では、いわゆる「有名講師」と呼ばれる人がいます。最近では、予備校間での有名講師の異動があったことが話題になりました。

私も某公認会計士予備校の受講生だった身として、知名度に関わらず、授業のわかりやすい講師の方とそうでない講師の方の差は非常に大きかったです。復習にかかる時間が倍近く変わってくるので、講師の質はとても重要は要素と言えるでしょう。もちろん、授業のわかりやすさは人によって感じ方は大きく変わる側面があります。自分に合う講師の授業が受けられる予備校に通うべきです。

わかりやすい講師は、指導実績があり、複雑な概念や用語をわかりやすく説明してくれます。

また、質問はチューターにする人が多いので、チューターの質もとても重要だと言えます。講師はもちろんのこと、チューターも全員公認会計試験合格者といった予備校もあります。

ポイント④ 教材の質

公認会計士試験のために学ぶ内容はとても難しいものが多いです。しかし、教材に多くの図や工夫が施されることにより、とても容易に理解できるものとなっている予備校が多いです。

各予備校も教材にはとても力を入れているので、予備校を選ぶ上でとても重要な要素になります。

ポイント⑤ 答練の量・添削体制

公認会計士試験合格に最も重要ともいえるのが、「答練(答案練習会」です。簡単に言うと、テストになります。

答練を受けることにより、自分の苦手分野や学習の進捗状況を把握することが出来ます。また、過去の先輩との点数比較の表を出してくれたり、答練ごとに各個人にフィードバックをしてくれる予備校もあります。

ポイント⑥ 料金

予備校によって料金が大きく異なります。もちろん、自分に合った予備校を探すことが最優先ですが、やはり料金は予備校選びをする上で重要な要素です。

この記事では、各予備校の料金も徹底比較していきます。

6. 各予備校を徹底比較!

上述したポイントを踏まえ、ここでは公認会計士予備校5校を徹底比較していきます。

この比較を見て、是非皆さんに合った予備校を見つけてください。無料の体験授業(簿記3級レベルの講義)を行っている予備校も多いため、まずは気になる予備校の体験授業を受けてみることをお勧めします。

CPA

特徴
・圧倒的な合格実績を出している予備校
・有名講師が多数在籍
・サポート体制/教材がとても良い
授業形態 通学/通信
講座例
①2年スタンダードコース(通学・通信併用)
②2年スタンダードコース(通学)
③2年スタンダードコース(通信)
料金例
①810,000円
②780,000円
③720,000円
合格実績 606名(全体合格者の内、約42%)

LEC

特徴
・始めやすい価格設定
・充実の通信講座
・受験を知り抜いた講師陣
授業形態 通学/通信
講座例
①短答合格コース<秋生>(通信web)
②大学生応援!論文合格コース
③論文式試験対策コース・講座(通信)
料金例
①278,000円
②75,000円
③268,000円
合格実績 初級コース受講者数 3,044名

TAC

特徴
・揺るぎない実績!
・”合格者講師”を始めとするTACの強み!
・会計士受験において重要な”スケールメリット”がある!
授業形態 通学/通信
講座例
①短期集中本科生(教室(ビデオブース)+Web講座)
③短期集中本科生(DVD+Web通信講座)
③2年L本科生(教室(ビデオブース)+Web講座)
料金例
①730,000円
②810,000円
③790,000円
合格実績 合格者累計9,717名

オンスク.JP

特徴
・一問一答の問題集で理解度チェック
・講義の音声・スライドがダウンロード可能
・日商簿記3級講座と併用可
授業形態 通信
講座例
①ウケホーダイ(スタンダード)
②一括プラン (6ヶ月〜12ヶ月)
③-
料金例
①1,480円
②14,000円
③-
合格実績

クレアール

特徴
・多忙な学生でも短期合格を狙える学習
・受験界が注目の“非常識合格法”で合格へと導く
・オンラインでも安心!充実したサポート体制
授業形態
講座例
①2年セーフティコース 初学者対象 Web通信
②2年スタンダード合格コース初学者対象 Web通信
③-
料金例
①492,800円
②426,600円
③-
合格実績

資格の大原

特徴
・実績豊富な講師陣
・合格カリキュラム・⼤原オリジナル教材
・充実のサポート・フォロー制度
授業形態 通学/通信
講座例
①1年初学者合格コース 教室通学
②1年初学者合格コース Web通信
③2年初学者合格コース 教室通学
料金例
①740,000円
②720,000円
③780,000円
合格実績 2022年公認会計士論文式試験 合格者数 334名

7. 公認会計士資格取得にかかる時間と費用

7.1 資格取得のための勉強時間

公認会計士試験に合格するためには、最低3000時間の勉強時間が必要だと言われています。もちろん、人によっては2500時間で受かったり、5000時間以上勉強をした人もいます。

しかし、公認会計士試験で最も大切なのは「継続力」です。ひたすらに毎日勉強していれば、誰であっても極めて合格可能性は高いと言えるでしょう。

7.2 バイトやサークルとの両立について

バイトやサークルと両立して合格した先輩たちも実際にたくさんいます。特に、2年合格プランでは、1年目は1日3,4時間程度の勉強時間で済みます。しかし、大学生になり誘惑が多い中、毎日この勉強時間を確保することは意外ととても難しいことです。

自分自身のスケジュールを立て、無理のないように調整していくことが大切です。

7.3 資格取得にかかる費用

資格取得にかかる費用は100万円前後です。そのうちのほとんどは予備校代金です。予備校代金には、教材・講義・施設利用・質問など、全てが含まれている場合がほとんどです。しかし、前述したとおり、オフラインコースの場合は自習室が使えないなど、制約のあるプランもあるため、申し込みの前に入念に確認するようにすべきです。

100万円と聞くと大きな金額ですが、将来のやりがい・安定性・自分の適性など、様々な側面から考えるようにしましょう。

8. 最後に

公認会計士資格を取得することは、とても難易度が高いかもしれません。しかし、高い報酬や社会的評価、グローバルなキャリアなど、多くのメリットがあります。

効率よく勉強するためにも、予備校の選び方や勉強方法、試験対策など、様々なアドバイスを受けることも大切です。会計士を目指す第一歩となる予備校選びについてはこの記事で徹底解説しているので、興味のある方は是非読んでみてください。

公認会計士に興味のある方は、自分の夢や目標に向かって、挑戦してみてはいかがでしょうか。

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