初めまして!温泉サウナ同好会の期待ホープ、三好 祥太(みよし しょうた)と申します。
今回は、東急東横線新丸子駅から徒歩3分の場所にある「丸子温泉」を紹介していきたいと思います。実は、代表の李 霖治(リー レイジ)君とこの一週間前にも一度、こちらの温泉を訪れたのですが、明らかに丸子温泉の看板や窓などから明かりの気配がありません……。
……そう、なんと、この日の丸子温泉は臨時休業…..。ウェブで調べた時には営業中と書いてあったはずなのに…..。
僕とレイジくんは思わず目を合わせて肩を落としてしまいました。しかし、こういったイレギュラーな出来事も温泉・銭湯巡りにはつきものなのかもしれませんね!
臨時休業だと知って荒れ狂う僕。
改めて丸子温泉を訪問!!
さて、気を取り直して、、今回紹介させていただく温泉は新丸子駅から徒歩3分の「丸子温泉」です!(レイジくんと今回はちゃんと営業している日に来ました汗)
丸子温泉の基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
最寄り | 東急東横線新丸子駅徒歩3分 |
住所 | 神奈川県川崎市中原区新丸子675 |
電話番号 | 044-711-3378 |
営業時間 | 月曜~木曜15:00~22:30 土曜・日曜12:00~22:30 金曜日:定休日 |
利用料金 | 大人(12歳以上)・・・・・・470円 中人(6歳以上12歳未満)・・200円 小人(6歳未満)・・・・・・・100円 |
備考 | シャンプー、ボディーソープは完備 ※ドライヤーは、3分20円 ※無料の化粧水、乳液も備え付けえあります。 |
昔ながらのレトロな外観
新丸子駅は、日吉駅から約5分ほどで着くので、授業終わりに一日の疲れを癒すのもいいかもしれません。5分であれば、空きコマの時間に温泉、なんていう有効的な活用もできそうですね!!
今回、我々は夜の9時ごろに訪れました。新丸子駅から少し歩いていくと、前回とは打って変わって、灯りのともった少し神秘的な雰囲気と、温泉独特の香りを漂わせたレトロな建物があり、まさに昔ながらの銭湯、といった風貌でした。
ジブリ映画のワンシーンにいるかのような錯覚をおぼえました。(大袈裟)
早速中に入っていきましょう!看板横の入り口を入ると、すぐに鍵付きの下駄箱と傘立てがあります。これなら傘を間違えて取られる心配もないですね(僕とレイジくんが行ったときは雨だったので)
下駄箱に靴を収めた後に更衣室に入ると、なんとそこには、昔ながらの番台がありました!更衣室の中には、牛乳やコーヒー牛乳のある銭湯おなじみの自動販売機や、20円で使えるドライヤーなどもありました。温泉が生きる目的の我々は、もう大興奮です!!
しかし、一つ難点があるのです…。
そうなんです。番台と更衣室がつながっており、番台に座っているおばちゃんに裸体を見られてしまう可能性があることなんです!僕自身はあまり気にならなかったのですが……。
レイジくん「あ、着替えてるとことかみられちゃうのね(照)」
僕「たしかに(笑)」
レイジくんは少し気にしていた模様。まあでもこういった体験ができるのも、昔ながらのこじんまりとした温泉だからこそ、できることなのかもしれませんね!!
※写真と実物は異なります。
黒湯がイチオシ!!丸子温泉を堪能
さあ、着替えが終わったところで、早速温泉に入っていきましょう!
浴室の中は、このようになっております。シャンプーや石鹸、タオルなどは備え付けていないので、別売りになっています。僕とレイジくんは200円のタオルを購入しました。ちょっと高い…..。
僕は、シャンプーやボディーソープなどの体を洗うものを一式を持っていっていなかったのですが、どうしても身体を洗いたい僕は、ある行動に出ました。
そうなんです。わざわざ身体を洗うもの一式を持っているおじいちゃんの横に図々しく座って、お借りしようと声をかけたのです…..。
この日は遅い時間だったこともあり、浴室内はかなりガラガラだったのに隣に座ったので、おじいちゃんには少し怖がられてしまったかもしれませんが、気前よく貸して頂けました!!
こういう小さな人の優しさに触れられるのも、銭湯巡りの良い所なのかもしれませんね。
しかもそのおじいちゃん、シャンプーとボディーソープだけでなく、リンスまで常備していました。本当に助かりました(涙)
ここではあえて、そのおじいちゃんに髪が生えていたかどうかは不問にしましょう(笑)
さあ、おじいちゃんのやさしさに触れたところで、いざ温泉タイム!!
温泉は二種類あって、黒湯の浴槽と普通のお湯の浴槽があります。
僕とレイジくんは、まず黒湯から入りました。
温度は43~44度ほどで、結構熱めでした。ですが、カランから冷たい黒湯(これもちゃんと温泉!)が出るので、温度をお好みに調整してみてもいいのではないでしょうか。温泉自体は、茶褐色の鉱泉をわざわざ薪で沸かしているようなので、体の芯まで温まります。
熱めのお湯が好きな僕は、思わず声が漏れてしまいました。となりのおじいちゃん、ごめんなさい(照)浴槽は結構深く作られており、しっかりと肩までつかることができます。
また、常に温泉が湧き出ているため、タオルに湧き出たお湯をしみこませて顔に当てると、保湿効果もバッチリ!!
温泉でのぼせそうになったら、先述の冷たい黒湯を浴びるのもいいかもしれません!
丸子温泉の泉質と効能
せっかくなので、ここで丸子温泉の泉質、効能についても軽くまとめてみたいと思います。
泉質は、ナトリウムー炭酸水素塩冷鉱泉・弱アルカリ性・低張性・冷鉱泉となっております。
また黒湯の効能は、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・切り傷・やけど・慢性皮膚病・糖尿病・痛風・慢性消化器病などの効能が期待できます。
またなんだかややこしい漢字ばかりが並んできましたね(笑)「こんな細かいことは気にせずとも温泉は温泉なんだから気持ち良ければいいじゃん!」っていう声が聞こえてくるかもしれません。
しかし、我々は温泉同好会。こういう細かい所に目を付けて学んでからこそ、真に温泉の恩恵を享受できるという理念、思想の元、やはりこういう部分からは目が離せません。
勘の良い温泉好きの方はもしかするとお気づきかもしれませんが、実はここの泉質、前々回にレイジくんが紹介してくれた「日吉湯」や、慶應生にもファンが多い綱島の「湯けむりの庄」と、ほぼ一緒なんです!!
そう考えると、ワンコインで湯けむりと同じ泉質を味わえるので、非常にコスパが良いですね!!
お次は、隣にある白湯!!
黒湯よりも温度は低く、比較的に入りやすい温度になっていました。こちらの温泉にも冷たい水の出るカランが備え付けられていました!
また、ジェットバスもついており、マッサージ効果も抜群でした。凝り固まった体を癒すのには最適ですね!!
我々は黒湯と白湯に交互に入り、30分程温泉を堪能しました。
指がしわしわになったところで、先述にあった20円でつかえるドライヤーで髪をしっかりと乾かし、我々は温泉を後にしました。去り際も、番台のおばちゃんは、ニコニコと見送ってくれました。
取材を終えて
今回紹介した丸子温泉には、サウナや水風呂はありませんが、その代わりとても魅力的な黒湯やジェットバス付の温泉がありました。
そしてなにより、タオル等を持参したら、ワンコイン以内で入れてしまうというコスト的な面でも、とても魅力的でしたね!!
また、丸子温泉は新丸子にあるということもあり、温泉でさっぱりした帰りに、多摩川の河川敷で気持ちいい風に当たりながら缶ビールを乾杯するのも、また一興なのではないでしょうか??
未成年の読者の皆さんは、カルピスソーダで我慢しましょう(笑)