慶應には「楽単」と呼ばれる、単位が取得しやすい講義が存在します。新歓期になると、新入生は先輩から「楽単を履修した方がいいよ」とアドバイスを受けると思います。
しかし、ここで気をつけることは、楽単には大きく分けて三つのタイプがある点です。これを知らないと試験期間になって痛い目に遭ってしまいます。
そこで今回は楽単のタイプを三つに分けたので、履修登録の際に参考にしてみてください。
目次
3種類の楽単を攻略する
マグロ一本釣り(出席なし・試験あり)
テストで点が取れれば単位が取得できる講義です。講義を欠席しても、テスト期間頑張れば単位が貰えます。ただしテスト期間に体調を崩したり、テストが出来なかった場合は単位が来ないので、気をつけましょう。
例1 松原の地理(通称まっちり)
例2 山口の法学
イワシ網漁(出席あり・試験なし)
講義内での出欠や即レポを提出できれば取れる単位です。授業に毎回出席をして、レポートを書くだけで、試験はありません。テスト期間の試験勉強の時間を減らすことが可能なのでオススメです。
例1 鈴木の歴史
例2 磯部の地域文化論
貝拾い(出席なし・試験簡単)
講義内での出欠確認がなく、試験も持ち込み可で取れる単位です。誰でも履修登録さえすれば単位が貰えると言っても過言ではありません。ただし、現状このような伝説の講義は少なくなっています。あればラッキーですね。
例1 片山の歴史
例2 藤川の社会学
楽単を履修申告する際の注意点
以下に3種類それぞれの単位の注意点をまとめました。履修申告の際はぜひ参考にしてみてください。また、取れる楽単は次年度に回さずにしっかりと回収しましょう。必ず後悔します。
マグロ一本釣り(出席なし・試験あり)
マグロ一本釣りは、出席せずとも単位が取れる点が魅力です。この授業を利用すれば、効率的に全休(1日中授業がない日のこと)を作ることができます。ただし、進級のかかった状態でのマグロ一本釣りは大変危険なのでやめましょう。留年する恐れがあります。
イワシ網漁(出席あり・試験なし)
イワシ網漁は毎回出席しなければなりませんが、確実に単位を取得できるためオススメです。少し面倒ですが、息をしているだけで単位がもらえるので、講義に出席できる方は申請しましょう。
貝拾い(出席なし・試験簡単)
貝拾いは三種類の中でも一番の楽単です。出席なし、試験対策なしで単位を取得することができます。ただし、1つ注意してもらいたいのが、慶應では特定の講義に履修申告が集中すると抽選が行われますが、貝拾いは特に倍率が高い楽単だということです。
貝拾いばかりを狙ったせいで、マグロ一本釣りやイワシ網漁の講義を取ることができず、追加申告でエグ単(非常に取得が難しい単位)ばかりに・・・というような状況に陥らないように、計画的な履修申告をオススメします。
近年見られる楽単クエストの減少
近年、慶應義塾大学では学事の取り締まりが厳しくなってきており、楽単クエストがなくなりつつあります。
実際に、「去年までは楽単だったのに今年からエグ単になってる・・・」というような悲劇も多々発生しています。
大きな傾向として、貝拾い系の講義がイワシ網漁系に変更されてきています。講義要項等を確認し、前年にその授業を取っていた先輩の話を聞くなど、万全の装備を持って履修申告に挑みましょう。
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慶應の楽単には3つの種類がある。 |
近年慶應の講義全体に難化の傾向がある。 |