更なる高みへ一球入魂。體育會ソフトテニス部で仲間と勝利を掴む。

Penmark編集部では、大学生が最もなじみ深いであろう「テニス」というスポーツに注目してインタビューを行ってきました。

ただし、そのどれもが「テニスサークル」、つまり「テニスもほどほどにやるけど、休日も確保したい」というライト層向けのものでありました。

今回取材した「體育會ソフトテニス部」は「強さを求め、良い環境の中で懸命にテニスに打ち込む」ことができる體育會であり、テニスサークルとは一線を画す良さを持ち合わせています。テニス系の部活紹介は今回が初めてであり、「サークルにするか」「體育會にするか」で迷っている新入生は大いに参考になることでしょう。

なお、慶應の多くのテニスサークルは硬式テニスであるため、ソフトテニスをやりたい方にとって體育會は貴重な選択肢の一つです。ソフトテニスをしたい新入生は特に熟読すべき内容となっています。

體育會ソフトテニス部について

項目 詳細
設立 1901年(體育會庭球部)~1913年(體育會から外れる)/1949年(體育會に再加入)
人数 部員19名・マネージャー(女子)4名の計23名
入部期間 指定なし/例年は4月20日に練習開始(詳細は公式HPのQ&A
ジャンル 體育會(ソフトテニス)
公式SNS 公式HPTwitterInstagram

サークルでは得られない「體育會」の魅力

――まず初めに、代表の方の自己紹介をお願いします。

総合政策学部4年の小田島俊介です。現在は部の主将を務めています。ポジションは後衛です。

――Penmarkではこれまで多くのテニスサークルを紹介してきました。今回、初めて「體育會」のテニス部さんに取材をするということで、やはり気になるのは體育會とソフトテニスサークルの違いです。「體育會ソフトテニス部」さんから見て、體育會であることの強みは一体何かをお聞きできればと思います。

まず、體育會では日本トップレベルの試合--例えば、インカレや関東リーグ戦などの大会ーーが行われることが挙げられます。

それだけでなく、早稲田大学と同志社大学との定期戦もあります。早稲田は全国大会で常勝する強豪で、日本代表選手も在籍します。また、同じく同志社も関西リーグで優勝する実績を持ちます。すなわち、全国の強豪とライバルとして真剣勝負ができることは「體育會ならでは」の大きな魅力です。

さらに、同じ目標に向かう仲間ができることも魅力です。私は自分のことを自分以上に理解してくれる存在とも出会うことができました。練習や合宿、大会に加え、オフ期間でのスノボ合宿などの数え切れないほどの思い出と喜怒哀楽を共有できることも「體育會ならでは」だと思います。そして、卒業後も共に戦った仲間として一生の付き合いになるでしょう。

「部員」にとっての「體育會ソフトテニス部」

――確かに、同じ時間を共有するという意味で「強豪との試合」「深い人間関係」という点においてサークルよりも體育會の方が優れていると思います。では、體育會ソフトテニス部に現在所属されている方はなぜ「體育會」を選ぶのか、具体的なきっかけを教えてください。

この質問については「マネージャー」と「選手」という二つの側面からお答えする必要があると思い、実際に各部員の「入部動機」をアンケートしてみました。ここでは、寄せられた「入部動機」の一部を紹介します。

自己研鑽のため、部活の人間関係のため、はたまた懸命に頑張る人を陰で支えるためなど、部員によっていろいろな思いがあるようです。

「高校まで手も足も出なかった選手に勝てるようになりたい」「ソフトテニスの新たな面白さを知りたい」ということが入部動機です。自分は今まで高いレベルでソフトテニスに打ち込んだことがありませんでした。部内に日本代表レベルの選手がいる環境で競技をすることはとても刺激的で、得るものがとても多いと感じています。今はチームに勝ちで貢献することが一番の目標です。(2年選手)

ソフトテニスが大好きだから、大学受験を真剣に支援してくださった先輩に恩返ししたいと思ったからです。(2年選手)

・高校生の時に個人的に練習に付き合っていただいた恩もありますが、大学生の練習に参加させていただき、部の雰囲気も良く、全員が本気でソフトテニスと向き合っているのが伝わり、自分もその環境でソフトテニスを続けたいと思ったからです。(2年選手)

・一般受験で入学した私は、あえて自分を厳しい環境に置くことで自分自身を成長させるべく、体育会ソフトテニス部への入部を決めました。(2年選手)

・今まで自分には部活動等でのスポーツの経験があまりなかったので、大学では戦う選手らを支える、という形でスポーツに関わりたいと思ったからです。(2年女子マネージャー)

・今までソフトテニスと縁はなかったがたまたま新歓で声をかけて頂き見学に行った時に、選手のテニスに打ち込む姿や部活の雰囲気に惹かれ、この人たちを1番近くで見ていたいと思いました。(2年女子マネージャー)

オンとオフのギャップに惚れました。この部活に入って、選手を支えながら、ソフトテニスを1番近くで見ていたいと思い、マネージャーとして入部しました!(2年女子マネージャー)

「體育會ソフトテニス部」にとっての「部員」

――なるほど。部員それぞれが様々な目的の下で文字通り「打ち込んでいる」のですね。では「部員」から「部活」に視点を拡げて質問をします。「部活」としてどんな人に入部してほしいか、新入生に求める人物像を教えてください。

ソフトテニスが好きな人に入部してほしいです。技術レベルは問いません。現在の部員はソフトテニスの経験者がほとんどですが、技術レベルは様々です。高校の時に全国優勝を経験している部員もいれば、高校では硬式テニスをしていた部員もいます。部員の入部動機はバラバラですが、全員が共通していることは「ソフトテニスが好き」ということです。ソフトテニスが好きなら間違いなく楽める部活だと思います。

また、事務管理や選手のサポートしてくれるマネージャーも募集しています。スポーツをするのは苦手だけど、スポーツに携わることに興味がある人は気軽に連絡をしてください。最近では動画やSNSを使った広報活動にも力を入れているので、チームの広報活動を真剣に取り組んでみたいというマネージャーも歓迎します。

――中学時代にソフトテニス部で、ブランクがあり不安という新入生も多いと思います。私もその一人ですが、「技術レベルは問わない」とのことなので安心しました。では、ソフトテニスをやるにあたって重要になる能力、養うべき能力を教えてください。

ずばり「体力」と「集中力」です。ソフトテニスは1日に複数の試合をすることもあります。私は大学2年の時に1日で最高6試合、4日間で15試合をしたこともあります。

そのため、1日を通して高いパフォーマンスを発揮できる体力と集中力が必要となります。この二つが土台として備わっていないと、どれほど技術を磨いても勝ち続けることは難しくなります。

體育會ソフトテニス部の活動

――ここからは具体的な活動内容をお聞きしたいと思います。活動頻度や活動場所などを教えてください。

全体練習は主に平日2~3日と土日2日で合計4~5日になります。全体練習の他にも自主練習を行う人も多いです。春と秋は大会が多く、毎週のように試合が入ることもあります。(活動時間平日の夜6時半から8時半、土日は9時から16時です。)

活動場所下田グラウンドです。テニスコート4面を所持しています。照明設備があるため、日没後も練習が可能です。

合宿3月に1週間、下田学生寮に泊まり込みで行います。1年間で1番の練習量を行い、試合シーズンへの弾みをつけます。練習時間以外では夕食決めゲームやアクティブレストなどで合宿ならではのイベントを楽しみます。

――週に五日となると、バイトや兼サーは難しそうですが、そういった選手はいらっしゃいますか?

バイトもサークルの掛け持ちも可能です。ただ、部活動優先のため兼サーをしている選手は(現時点では)いません。一方で、隙間時間を有効に使ってアルバイトをしている部員は少なからずいます。また、他にもオフ期間に短期留学に行ったり、隙間時間で起業したりする部員もいました。

「體育會」の魅力➀:「強豪との対決」

――「強豪が揃う大会」としてインカレや関東リーグのお話がありましたが、これらの大会での具体的な実績を教えてください。

現在、関東リーグでは2部リーグに所属しています。昨年度の関東秋季リーグでは2部2位という結果に終わりましたが、優勝まであと一歩というところまできています。また、新体制で臨んだ秋季関東六大学リーグ戦では、早稲田大学に続き2位となりました。

――諸大学のテニス部と比較しても、かなり高い実績を誇っていますね!しかし、二位は「優勝まであと一歩」という位置であるとも言えそうです。では、部として目指す場所、具体的な「目標」について教えてください。

やはり、昨年度の実績を考えると「関東リーグ2部優勝、すなわち1部に昇格する」ことが目標となります。その他大会についても「インカレでベスト4」「慶早戦では優勝」といったように上を目指していくことを大切にしています。

「體育會」の魅力②:「深い人間関係」

――「塗炭の苦しみを舐め、勝ちに貪欲になる」という姿勢は、體育會のテニスに対する思いの強さが感じ取れます。ですが、やはり體育會となると、部内の人間関係(とりわけ上下関係)に気を遣うイメージがあります。実際のところ、部内の繋がりはどういったものでしょうか。

先輩、後輩に関係なく仲が良いです。とはいえ、練習中の先輩、後輩の関係は厳しい面もあります。オンとオフの切り替えがしっかりしているので練習後の部室ではアットホームな雰囲気が広がっています。

また、縦割り制度というのを設けており、異なる学年で構成される班で小旅行やご飯に行くこともあります。先輩、後輩の結びつきを強めることで後輩も参加しやすい部活の環境づくりを心掛けています。

さらに、部内では「〇〇会」や「〇〇部」といった同じ趣味を持ったグループオフを過ごすこともあります。私は温泉に行くことが好きなので、温泉部でよく温泉にいきリフレッシュしています。

ちなみに…現在は彼女がいる部員の方が少ないですが、部活を頑張っているからという言い訳をしておきます(笑)女子部も同じ場所で練習しているので、部内恋愛も稀にありますよ。

――最後に、新入生に一言お願いします。

「好きこそものの上手なれ」という言葉はよく聞くと思います。これは技術だけに限った話ではありません。好きなことを4年間ひたすら突き詰めれば、成長は加速します。ソフトテニスが好きな人へ、體育會ソフトテニス部はきっとあなたにとって最高の場所になるはずです。

取材を終えて

ソフトテニスをする際に必要なものはラケット、ソフトテニスに対する意欲。そう感じられるような、熱意あるインタビューとなりました。

體育會ならではの深い人間関係・経験は大きな財産となるため、自分のテニスに対する意欲が確かなものであれば入部を検討してはいかがでしょうか。

意欲があっても経験がないので入部に踏み込めない…という場合であれば「マネージャー」として部活に係わることも一考してみると良いでしょう。「マネージャー」業務は「ソフトテニスに興味があるけど、あまり経験がない」「ソフトテニスに係わっていきたい」という方にもでき、環境づくりを通して部員と一体になる経験ができるはずです。

「選手」「マネージャー」で異なる経験ができ、それぞれに得られるものがあります。人生において、価値ある時間を體育會ソフトテニス部で過ごしてみてはいかがでしょうか。

ABOUT この記事を書いた人

法学部政治学科。下の名前は「りょうせい」ですが、寮生ではありません。両生類でもありません。
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