就活に役立つ資格って何だろう。
そう考えた時に、あなたはどんな資格を思い浮かべるでしょう。
「行政書士」「宅建」「FP」…様々な資格がありますよね。
時間がたくさんある気がする4年間の大学生活ですが、テスト勉強に苦しんでいるうちにあっという間に過ぎ去っていくもの。
せっかくなら、その時間を有効活用して就活やその後社会人になったの生活で周りと差をつけたいものですよね。
そんな大学生にお勧めなのが「公認会計士」
企業の監査等に関わる重要な業務を遂行するために必須の資格です。
今回は、公認会計士という資格について、
- どんな資格?
- 就活時のメリット
- 対策や効率的勉強方法
この3つの軸で分析していきたいと思います。
目次
公認会計士ってどんな資格?
公認会計士の資格は国家資格であり、金融庁が実施している「公認会計士試験」を突破し、所定の実務経験を積むことにより得られる資格です。
その専門性は法律界における弁護士資格と等しく、会計分野では間違いなくトップレベルの資格となります。
就活と公認会計士の関係
公認会計士試験を突破した学生の就職先として多く挙げられるのはもちろん「監査法人」と呼ばれる企業となります。
「監査法人」とは、企業の「監査」という業務を担うための法人であり、日本国内であれば所謂「四大監査法人」と呼ばれるのが以下の四法人。
- 有限責任あずさ監査法人
- 新日本有限責任監査法人
- 有限責任監査法人トーマツ
- PwCあらた有限責任監査法人
法律に基づき、決算書の内容をチェックしたり、経営に関する助言を行うなど、その業務は多岐にわたっています。
しかし、その業務自体が監査先企業の信用につながる部分と直結するため、重大な責任と隣り合わせの職業とも言えるでしょう。
その分やりがいも大きく、初任給も多く貰えるというメリットもあります。
公認会計士の就活スケジュール
後述させて頂きますが、公認会計士試験は
- 短答式試験
- 論文式試験
この2つがセットとなっており、短答式試験は5月と12月に、論文式試験は8月に行われます。
一般的には、論文式試験が終了した8月〜9月頃に大手監査法人を始めとする複数の企業の説明会が実施されます。
そして、論文式試験の合格発表が11月中旬に実施され、その当日からES提出・エントリーなどが開始され、その後の面接を経ておよそ1か月後の12月には内定が出るという超短期決戦。
加えて、公認会計士の人数が不足している現代では比較的売り手市場の就活であり、試験さえ受かってしまえば就活は比較的順調に進むといっても過言ではありません。
とはいえ、そこに至るまでの課程が重要なのは言わずもがな。
先述したように試験は非常に狭き門です。
公認会計士試験の概要
公認会計士試験は先述のように
- 短答式試験
- 論文式試験
以上2つの試験に合格することが条件となります。
正式に公認会計士登録されるためにはさらに2年間の業務補助経験と修了考査が必要となりますが、就職の段階では試験合格だけでも問題はありません。
最も、業務補助経験は試験実施前の経験であっても認められるため、大学在学中にインターン等でその経験を得ることも不可能ではありませんが、時間の限られた大学生活においては中々険しい道となるでしょう。
以下に試験の概要を簡単に記させていただきます。
短答式試験
まず最初の難関である短答式試験には
- 12月と5月の年2回実施
- 短答式試験に合格するとその後の論文式試験の受験資格を得ることができる
- 一度合格していれば、万が一論文式試験が不合格で翌々年の試験までは短答式試験は免除となる
という特徴があります。
試験形態は旧センター試験のような記号選択式問題で、マークシートに回答する方式です。
試験で問われる分野は、
- 財務会計論
- 管理会計論
- 監査論
- 企業法
以上の四分野です。
問題は公認会計士・監査審査会サイトにも掲載されているので参考にしてみてください。
論文式試験
続いての難関である論文式試験には以下のような特徴があります。
- 毎年8月、年に1回実施
- 短答式試験に合格することで受験資格が得られる
問題は、文章で実務内容に近い問題が提起され、そこに適切な文章で回答する問題のほか、表や事例等を推察しながら論述するような問題が出題されます。
出題分野は
- 会計学(財務会計論・管理会計論)
- 監査論
- 企業法
- 租税法
- 選択科目(経営学、経済学、民法、統計学の中から 1 科目を選択)
以上の四科目に選択科目を加えた計五科目の勝負。
問題数も多く非常に難易度の高い試験となる為、適切な対策が必要です。
試験の対策
公認会計士は国家資格であり、一般の資格試験と比べるとはるかに難易度が高い試験となっています。
突破するためにはそれ相応の努力が必要であり、勉強のためにかかる期間は最短でも1.5~2年ほどとも言われています。
公認会計士試験は「天才型」の試験ではなく、「努力型」の方に向いている試験です。
そのため、しっかりとスクールで質問をしたり、自分に見合ったスケジュールやカリキュラムを組むことが鍵になります。早期に公認会計士の学習をスタートすることで、大学の履修や単位取得で優位に立つことができます。
また、以下の記事には公認会計士試験予備校「CPA」での勉強と大学生活を両立して合格を手にした大学生の実体験が掲載されていますので、併せてチェックしてみてくださいね!
CPA会計学院国見代表インタビュー
今回、Penmarkでは公認会計士試験合格率40%以上を誇る「CPA会計学院」の国見代表に特別にインタビューをさせて頂きました!
━今回はよろしくお願いいたします。まず始めに、公認会計士という資格について、これからの社会における重要性と必要性について教えて頂けますでしょうか?
公認会計士は、上場企業をはじめとした大企業の財務諸表の監査業務、様々な税務業務、コンサルティング業務、M&Aアドバイザリー業務、IPO支援業務、CFOなどの組織内での活躍など、様々なビジネスシーンで活躍できるプロフェッショナルな資格です。
また、公認会計士の専門知識・スキルは世界中で通用しますので、日本国内での活躍はもちろん、グローバルに活躍することも可能であり、活躍のフィールドや可能性が高い点も魅力だと思います。
━非常に専門性の高い資格なんですね。では、大学生が公認会計士を目指すための心意気としてはどのようなことが挙げられるでしょうか?
これからの社会は変化が速く、競争が益々激しくなってきます。そのため、ひとつの組織が何十年と安定して成長していくことが難しい時代といえます。
そのような時代に大切なのは、どのような状況でも切り開いて言える個の力を身に付け、組織に依存しない社会人になることです。
そのような社会に向って歩み始める皆さんには、大学時代に将来に活かせる専門知識を学び、習得してほしいと思います。
━それでは最後に、公認会計士に挑戦する大学生へのメッセージをお願いします!
学生時代は4年間。社会人生活は50年以上続きます。
この4年間で挑戦して身に付けた力は皆さんの一生の財産になります。大学時代の4年間が自分の人生の土台になっていると思えるような充実した学生生活を送ってほしいなと思います。
皆さんの可能性が無限大です。是非その可能性をさらに大きく広げる4年間にしていきましょう!CPA会計学院は皆さんの挑戦を全力でサポートしていきます。一緒に合格を目指して頑張っていきましょう!!
CPA会計学院の紹介
CPA会計学院 実績
・2019年CPA公認会計士試験合格者数357名(全体1,337名)
・2019年大学在学中一発合格率54.2%
※1 公認会計士試験大学在学中一発合格率とは、2019年合格目標の初学者対象のCPA総合講座を受講した方で、カリキュラムを修了された大学生の方(140名)のうち、短答式及び論文式本試験に合格された方(76名)の割合で算定しています。
※2 カリキュラム修了者とは、2019年合格目標の本科コースを受講した方で、2019年2月以降に実施された計3回の公開模擬試験(短答式・論文式)のうち、いずれかを受講された受講生を指します。
2019年公認会計士試験1位合格者輩出
堀江一史さん 大学3年生一発合格者
CPA会計学院の強み
- 対面、電話、メールなど10:00~20:00までいつでも質問できる体制 ※日曜日10:00~18:00
- 常駐講師体制
- 合格者チューター常駐体制(全ての校舎にチューターが常駐しています)
- 合格者講師体制
※初学者向け講義は全員合格者講師が指導しています - オーダメイドカリキュラム
大学のスケジュールに合わせて、希望者には個別にスケジュールを組みます - デジタル学習コンテンツの充実
web講義システム(通学生にも標準装備)、webテキスト、web短答問題集など
簿記無料体験中!
公認会計士試験で大学在学中一発合格率54.2%を誇る「CPA会計学院」のお得な企画です。
大学生限定7月末まで簿記(3級・2級)52,000円のweb無料体験をすることができます。
興味のある方はぜひ時間に余裕のあるこの時期を使って体験してみてくださいね。
さいごに
公認会計士試験は非常に難易度の高い試験ですが、合格したのちの進路には大きく期待できる試験でもあります。
限られた大学生活でどのように自分のキャリアプランを形成するかは各自に委ねられています。
特に、新入生や新2年生の皆さんはこれからの過ごし方をまだまだ選べる時期だと思うので、慎重に情報収集をして後悔しない進路選びをしてくださいね!