前回、司法試験に一発合格した慶應生を紹介して大好評だった「慶應生の履修」企画の第2弾をついに大公開致します!
今回も、法学部に在籍していてすでに予備試験を突破した学部3年生の三浦さんをクローズアップ!
なんと、法曹を目指して予備校とのダブルスクールをこなしています!
どんな履修を組んで、難関の試験とダブルスクールを乗り越えたのでしょうか?
目次
三浦さんの基本情報
項目 | 詳細 |
---|---|
氏名 | 三浦雅哉 |
出身学部 | 法学部法律学科 |
出身高校 | 慶應義塾湘南藤沢高等部 |
生年月日 | 1998年4月15日(21歳) |
法律の学習スタート時 | 大学一年次夏休みごろ |
予備試験合格時の成績 | 短答300~350位 論文100~150位 口述5位 |
趣味・特技 | 野球・邦ロック・ドライブ・写真・登山 |
三浦さんのキャンパスライフについて
━なぜ法学部への進学を決めましたか?
楽だと聞いたのと、数学をやりたくないので法学部に入りました。入学してからいろんな学部をみてみましたが、自分には法学がマッチしていましたね。
━どんな風に大学生活を過ごしましたか?
勉強しつつも割と遊んでいたと思います。大学にいる時間は少なかったです。大学の勉強をサボりすぎたので見ての通り来日しています(笑)
━サークル活動やバイトはしていたのでしょうか?
サークルはテニサーに所属しています。たまに飲み会や合宿に行くような感じです。練習はほとんど行ってないです。バイトは集団塾で社会の講師をしています。週1~2程度でやってます。
三浦さんの履修を教えて下さい!
━さて、いよいよ本題に入らせて頂きます。大学の履修はどういう観点から決めましたか?
1〜2年は楽単を重視していましたが、3年次は無駄な勉強をしたくないので司法試験科目を優先して履修しました。
その結果ほぼ誰も取らないような授業をいくつか履修してしまいました。教授とマンツーマンの演習授業もあって質問しやすいので良い面もあります。
━おススメの授業や履修のテクニックはありますか?
1年生なら法の基礎は必ず取るべきです。マークシートを適当に埋めた僕でもA評価が貰えたので、名前を書ければ単位が来るといっても過言ではありません。法の基礎は1年の春に取るのがおすすめですね。片山先生の歴史も抽選ですが、受かれば楽です。
自動車の授業は敷地内の練習場で普段運転しないMT車を運転できて楽しいです。
清水先生の刑訴演習は法曹志望の学生には非常に役に立ちます。法医学は先生こそ石原さとみではありませんがアンナチュラルの気分を味わえます。
━三浦さんの在学中の時間割を教えて下さい!
以下が私の時間割です!
1年次の履修
先輩や友人に聞いた楽単科目を中心に選択しました。
2年次の履修
時間を有効活用するためにできるだけ空きコマを作らないように履修を組みました。
3年次の履修
試験対策に専念するため、できる限り大学の勉強をせずに済むよう、司法試験科目以外を履修しないようにしました。
また、秋学期は法律科目をメインで取りつつ、面白そうな科目も選んでいます。
なぜ法曹界を目指したのですか?
━法曹を目指した理由は何だったのでしょうか?
1年の夏休みにふと「このまま遊んでていいのか」と思って何かを始めようと決意しました。中学生のときに見ていたリーガルハイの古美門弁護士(堺雅人)に憧れて法曹を目指すことにしました。
思い返すと高3の公民の授業が面白くてすごく印象に残ってたり、暗記科目の地理が得意だったり思い返したら向いてるなと。
━予備試験を意識した履修にしたのはいつですか?
3年です。
━予備試験に向けた勉強はいつ始めましたか?
大学1年の8月です。法曹を目指すと決めてからすぐに始めました。
独学での勉強は流石に厳しいと思い、この時期からダブルスクールを始めました。
ダブルスクールって実際どうなの?
━ダブルスクールをしようと思ったのはなぜですか?
法科大学院に行くお金は流石に無いと思ったので予備試験しかないと思いました。また、自分で勉強をマネジメントするのは苦手なので独学はさすがに無理と判断して、アガルートアカデミーに入りました。
━なぜアガルートアカデミーを選んだのでしょうか?
他のところより受講料が安いうえ全額返金制度があったのでこれをモチベーションに頑張れると思いました。
また受講相談で話した谷山先生が面白かったので他の予備校を見ずに即決しました。
━通い始めてどうでしたか?
通い始めたばかりの8〜9月はやる気に満ちあふれていたんですが、商法がつまらなすぎてやる気がなくなって遊びにシフトしてしまった時期もありました。
答案をほぼ解答例そのまま提出していたこともあったり。
でも、12月に入って、アガルートの石橋先生から「短答落としたら…承知しない…」と言われて、確かに落ちたら恥ずかしいなと思ってまた頑張り始めました。
続けていて思うのは、正しい勉強法を教わらないと最短で受かるのは難しかったなと。
論文には型があるので正しい書き方をしないと良い点は取れない。その書き方を教えてくれるのがすごいと思います。
━ダブルスクールをして、授業も出ると大変だったのではないですか?
正直、あまり出てないので大変ではなかったです。
一般教養科目など、出席しなくていいものを選びましたし。ただ、期末試験の時期などは少し厳しかったですね。
━定期試験はどうやって乗り切りましたか?
法律科目に関しては定期試験対策の勉強をしなくても、予備試験の勉強をしていれば乗り切れました。かぶらない範囲は対策プリントや過去問をやってました。語学は乗り切れませんでした。
横のつながりやサークル等で情報をもらい、なんとか対策しています。
━ラウンジでの学習はどうでしたか?
1〜2年は週3〜4ペースで日吉ラウンジで勉強していましたが、自宅よりはかどります。常に先生がいるので分からないところはすぐに質問できますし、先生やほかのラウンジ生とも仲良くなれるのでとても楽しいです。
あと、ラウンジが大学のすぐそばにあるので空きコマに来れるのは大きなメリットだと思います。
スタッフの方が清潔にしてくださいますし、飲み物も自由に飲めるので助かっています。諸事情により今でも日吉に行く機会が多いので使わせていただいてます。
在学中に予備試験に合格してみて
━在学中に予備試験に合格をするとどんな良いことがあるのでしょうか?
法科大学院に行かなくてよいのは金銭的に非常に楽ですし、若くして法曹資格を得られます。
また学部中に予備試験に合格すると就職にも有利と聞いています。
予備試験合格のほうが法科大学院より合格率が高いですし、予備試験合格者が増えているのでこの傾向は高まっていくと思います。
また、気持ちの面ではものすごく楽です。
━これから法律の勉強を始めようと思っている後輩にメッセージをお願いします。
予備試験合格の道は決して簡単ではないかと思いますが、正しい勉強を継続して積み重ねられさえすれば、決して不可能ではありません。是非、一緒に頑張りましょう!
インタビューを終えて
学部3年生にして、既に予備試験を突破していた三浦さん。
巧みに履修を組みながら予備校とのダブルスクールをこなす姿は是非モデルにしたい魅力的な姿でした。
次回もまた、すごい履修を組んでいる慶應生をみつけて参りますので、乞うご期待です!