東大理Ⅲの異才「ベテランち」こと青松輝さんが語る、クリエイターとしてのライフサイクル。

皆さんは「ベテラン中学生」氏を知っているだろうか。

一度聞いたらなかなか忘れない名前のインパクト、SNSに投稿されるセンスのあるツイート、今「知らないな」と思ったあなたもきっと過去のPOSTを見たら「あ〜!この人ね!」と思うはず。

自らの知識や経験、そして日々積み重ねられるインプットから生み出される作品の数々は、SNSの投稿やYoutubeの動画にとどまらず、様々な分野で注目を集めている。

そこで今回は、「ベテランち」こと青松輝さんが日々作品を生み出す際に意識していることや、Youtubeでの活動に焦点を当ててその姿を明らかにしていく。

プロフィール

項目 詳細
お名前 青松輝(あおまつ あきら)さん
大学 東京大学 医学部3年生
SNS Twitter

青松さんの活動

東京大学医学部に在籍中で、「ベテランち」としてYoutuberとして活動中。自身の出身校である灘高校時代のエピソードや、受験のエピソードなどをわかりやすいトークで展開する動画が人気を博している。

ちなみに、「ベテランち」の由来は、中学3年生の時にTwitterを開始する際に「中3だったらベテラン中学生だな」と思って設定した「ベテラン中学生」からきているそうだ。

その他、グループYoutuberである「雷獣チャンネル」のメンバーとしても活動している他、短歌や俳句などの文筆家としての活動や、Twitterでの発信などでもマルチに活動を展開するアーティスト。

インタビュー

Youtuber「ベテランち」になるまで

高山

青松さん、インタビューへのご協力ありがとうございます。

僕も「ベテランち」の動画を拝見させていただいておりましたので、こうしてお話を聞くことができ大変光栄です。

実は、僕は2020年ごろに青松さんの「バターロール3つを食す」みたいな動画を見て「なんだこの人は、面白いぞ」と思ってちょこちょこ観るようになったんです。

遡ってみると、そのほかにも「東大理Ⅲ撮影の〇〇」といった動画もあったり、、

今は方向性も変わっていますが、そもそもどうしてYoutubeを始めようと思われたのでしょうか?


【バターロールを食べる動画】


青松さん

お願いします。

元々、僕は「ベテラン中学生」としてTwitterで発信したり、短歌を詠んだり、いろいろな活動をしていたんですよね。

その中で、結構Youtubeも見ていて、まず動画を上げてみたいなと思って。

でも、Youtubeって敷居高いイメージあるじゃないですか。

正直、いきなりちゃんとした動画を上げるのってだるいなと思ったんですよ。

高山

そうですね、編集とか面倒くさそうで興味はあってもなかなか自分でやりたいとは思えないですね。

青松さん

ですよね。でも、見ているとそこまで編集に力を入れていない動画でも結構再生回数が出ているな〜と思ったんですよね。

やってみたら意外と簡単なのかな?って思って。

Youtube以外だと、ずっと短歌をやっていて。その前はクイズもやってて。

クイズや短歌はあまり誰もが楽しめるものではないので、真逆の存在というか、大勢が見るYouTubeというものに興味があったんですね。

ただ、いきなりバズり狙いで面白くない感じになってしまうのも恥ずかしいので。

だから最初は東大理Ⅲという情報をタイトルにだけ入れて、中身は「ドライヤー」とか、「カレー」みたいな、大学とは無関係で無意味な動画を上げていたんですよね。

東大理Ⅲ生シリーズ

高山

なるほど。

ちなみに、その後から今に至るまではしっかりと話をしている動画に方向性が変わっていますが、動画の内容を変えたのはどういったきっかけがあったのでしょうか?

青松さん

内容を変えたというか、しっかりと編集を始めたのは2020年の4月頃、ちょうどコロナで自粛が始まった時期と重なりますね。

時間ができたので「東大理Ⅲ入試の思い出」っていう動画を編集し始めて。

そこから今に至る感じです。

高山

ちなみに、視聴者層としては主にどのような方に向けて発信されてらっしゃるのでしょうか?

青松さん

そこまで明確には設定していなくて、自分の持っている面白いものを発信していくというというコンセプトで発信しています。

自分のYoutuberとしての最終的な強みは「学歴がある人がわかりやすく話をしている」という部分だと思っていて、そこは意識しています。

見せ方がお笑い的であっても、最終的には「見やすい、わかりやすい」というところに行き着くように動画を作っています。

高山

なるほど。確かに青松さんの動画を見ていると内容がすんなり頭に入ってくる感じがしていましたが、、やっとここで腑に落ちました。

ちなみに、、初期の「東大理Ⅲ」シリーズへの反響はいかがでしたか?

青松さん

最初はそんなになかったですね。

バターロール食べてた動画とかも全くというか。笑

高山

意外でした。笑

自分ももう少しリアクションしてればよかったな、、ちなみに青松さんが理Ⅲに入ったのはどういった理由だったのでしょうか?

青松さん

進路についてそこまで考えていなかったんですよ。ただ、東京に行きたいなと思って。

「東京に行ってビッグになる!」ってずっと言ってて。

でも、金銭的にも「東京には行かせられない」みたいなことを、親から言われていて。

「理Ⅲぐらい行くなら考えてもいい」と言われて、じゃあ……理Ⅲ、行くかぁって感じですね。

高山

そういうことなんですね。

青松さん

結果的に、こうしてYoutuberとして活動するときにアイデンティティになっているのでよかったです。

いまは東大生という肩書きが前に出ているので、YouTube等でも「お前、結局学歴を売りにしてるだけで、面白くないよ」みたいに言われてしまうこともあるんですけど、そこは受け入れています。

Youtuberとしての生活

高山

ちなみに、、学業や、そのほかの活動もある中でYoutubeで活動されてらっしゃるかと思いますが、、

日常の中でYoutubeに割くリソースとしてはどのぐらいなのでしょうか?

青松さん

考えている時間は多いですが、作業時間としてそこまで時間をかけているわけではないですね。

つねにYouTubeのことを考えてる、とも、ほぼ何もしてない、とも言えるというか……

どっちかというと、いろいろな活動をしている中で突然アイデアが湧いてくる感じです。

「あー、きょう、雨降ってきたなー」、「あー、きょう動画思いついたなー」みたいな。

ただ、今年は24歳になって、「大人」を念願のテーマにしているんですけど、もう少し意識的に時間を使って、力を入れてYouTubeに取り組もうと思っています。大人って長いこと机に向かうイメージがあるので。

高山

様々な活動をする中で、Twitterでの「ベテラン中学生」としての活動からYoutuberとしての活動を始めてよかったことや、逆によくなかったことなどはありますか?

青松さん

月並みですけど、世界が広がった、という部分は大きいですね。いろんな人に会えたり。

あとは、家でYoutubeをだらだら見ていても、「これもYoutubeに生きるぞ」と自分に言い聞かせれば、罪悪感がわかないことですかね。笑

悪いこととしては、「見ず知らずの奴に馬鹿にされる」ことですかね。

高山

どういったことがあるんですか?

青松さん

知らない人の頭の中で一方的に測られるというか。

「ベテランちって〇〇な奴だよな」とか「〇〇で面白くない」みたいな意見が直接コメントやSNSで入ってくるので。

こっちからすると「お前が一方的に俺のことを測れると思うなよ」と思うことが多いです。

でも、悪いことよりも、気づくことが多かったので、それはそれで良かったと思っていますが。

高山

どんな気づきがあったのでしょう?

青松さん

みんな自分で考えるのが面倒くさいんだなというのはすごく感じますね。

自分が考える時間を短くしたいから、他人が発信するものを摂取する人が多いのかなあと。

コメントやSNSに溢れている言葉って、どこかで聞いたことある言葉とか意見とかネタの寄せ集めが本当に多くて。

自分の言葉で話すことってすごく難しいことなんだな、と実感しています。

高山

というと、多くの人と青松さんの頭の中でどういった部分が違うと感じられたのでしょうか?

青松さん

僕は、自分自身の人生に対する考え方を、頭の中でちゃんと咀嚼してモノにしたい、という執着があるんですけど。多くの人はそうじゃないのかなと思った、という感じでしょうか。

SNSとかテレビとかでよく言われていることを、何も考えずに脳内に入れてしまっている感じというか……。

世の中でバズっているものを無批判に受け入れて行動している人が多い、ということですね。

僕はむしろ、バズってるものとかみんなが言っていることを憎んでここまできたので。そのギャップを実感できてよかったです。

高山

確かに。影響を受けるのは悪いことではないですが、ついつい陥りがちですよね。

青松さん

そうですね。

コメントとかリプとか、そういったところでも、同調圧力のようなものが働いているんですよ。

他の人と同じようなコメントをしないといけないみたいな。その場の流れみたいなものに左右されるんだなあと思って。

配信とかだと、それまでのコメントの流れが僕の一言でまるっきり変わったり。

結構、人の影響が大きいんだなあと思いましたよね。

高山

的を得ているかわからないんですが、コメントの流れとかってある種決まった流れをするのが美徳みたいなところありますよね。

画像とかを送るとか、その時のはやり言葉を使うみたいな。

青松さん

SNS自体がそういうところありますからね。バズるための構文があったり。みんなで同じことをすることが楽しいという。

今まで自分の周りは自分と似た価値観の人が多かったので、「違う価値観の人がたくさんいる」ということを肌で感じられたのは良かった点ですね。

今後について

高山

先ほど、今年はもっとYoutubeに力を入れるとおっしゃられていましたが、短期的な目標としてはどのようなものをイメージされているのでしょうか?

青松さん

とりあえず今は面白い動画や面白いツイートをいっぱい作って、もっと上を目指したいというフェーズですね。

努力しないで自然に出てきたアイデアを動画にするのも面白さだとは思いますが、ちゃんと考えてプロっぽくやるのもそれはそれで楽しいと思ってきていて。

シンプルに面白いものを作りたいので、大学受験のようにしゃかりきにやっていこうと思っています。

高山

楽しみに待っています。笑

ちなみに、現在医学部に在籍されてらっしゃいますが、卒業後にどうするかと言ったイメージなども持っていらっしゃるのでしょうか?

青松さん

正直、変化していくスピードが早すぎて「わからない」というのが本音です。

まずは、自分がワクワクできて人の役にも立つことをしたいというのがありますね。

それが医師になるのか、何になるのかは自分でもわからない、というところです。

高山

なるほど、理想としてはどんな形でしょうか?

青松さん

インプットとアウトプットでサイクルを回せるような感じが理想的ですよね。

何かを自分に取り入れて、それをまた自分のアウトプットに生かして……という感じで。

別に医師でもYouTuberでも、文筆家とかでもいいですし、恐竜博士とか、なんでもいいです。

そんなにこだわりはなくて、自分にできることを順番にやっていってより良い形にアウトプットできればいいかなあと考えています。

誰にもわからないことを、将来絶対こうなりたい、と設定するのはウソくさくてあまり好きではないので。

高山

なるほどなるほど。

活動を続けていく中で、これだけは大切にしたいというものはありますか?

青松さん

自分自身が退屈したくないというのは大きいです。

最近僕が勝手に言っているんですけど、「人間一人ひとりに、それぞれにとって心地いと感じる情報量」というのがあると思っていて。

僕の場合は、ただ毎日食べて、その辺を歩いて……というだけでは情報量が足りなくて退屈してしまうので、自分に心地いい情報量を自分に入れていきたいという部分があります。

高山

今後具体的にイメージしているものがあればぜひ教えてください。

青松さん

絵でも彫刻でも服でもいいんですけど。複製できないフィジカルなアウトプットを作ったらどういう感覚なのかなあというのは気になりますね。

いまは学業とYouTubeが最優先なのでいつになるかはわからないですが……。

あとは、ライブもやってみたいですね。お笑いとか演劇みたいな。作品があってそれをお客さんの前で上演する、みたいのは面白そうだなーと思います。

とにかく自分の興味のあることは、時間の許す限りは何でもやっていきたいです。

高山

より表現力が求められる世界に…..ますます楽しみです。

今年のさらなるアップデートを楽しみにしています。まずはYoutubeから!

青松さん、ありがとうございました!

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ABOUT この記事を書いた人

Takayama

PenmarkNews編集長/24歳/社会人大学生/経験を生かし、大学生をはじめとするZ世代の皆さんの生活がより豊かになる記事をお届けします。
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