中高生の進路選択のお手伝い?「FindU」で大学の”リアル”を発信する東大生の姿とは。

こんばんは。編集部の高山です。

PenmarkNewsを読んでくれている皆さんが、「あの時こうしておけばよかったな。。」「この時こんなことを知りたかった。。」と感じる瞬間はどんな時でしょうか?

僕は自分の知識の無さや、見識の薄さを感じた時に「昔もっと勉強しておけばよかったな」と悔やむことが良くあります。

タイムスリップして昔の自分にもっと危機感を持たせたい。でも今からじゃ…。

という事で今回は学生団体「FindU」で、中高生に向けて大学生のリアルを発信する活動を行っている現役東大生の林さんをクローズアップ!

大学生のありのままの姿を中学生・高校生に伝え、キャリアプランの手助けになるべく活動するその姿に密着します!

基本情報

項目 詳細
お名前 林祐輝さん
大学 東京大学 文学部哲学専攻4年生
趣味 旅行(国内全県制覇!)や坐禅、鉄道など

学生団体FindUについて

  • 中学生・高校生のよりよい進路さがし・大学/学部選びをお手伝いする情報をサイトで発信
  • 林さんを中心に、国立大・慶應大などのメンバーが大学生活の本音や自らの学校生活・受験勉強の経験を公開
  • 最近はYouTubeチャンネルを設立して、さらにカジュアルな情報を発信中!

2019年3月頃より、林さんを中心に、有志の大学生複数名が集まり始まったこのプロジェクト。

でも、なぜ大学生になった今「中学生・高校生の進路選択」をテーマにした活動を始められたのでしょうか?今回は、そこに込められた林さんの想いに密着します!

いま、進路選択に必要なものとは

高山

林さん、今日はよろしくお願いします。

林さんがこの活動を始めたのはどのような経緯からだったのでしょうか?

林さん

今、大学受験の形が変わってきていると考えています。

あらゆる面で注目を集めているAO入試推薦入試など、一般入試で入る事に固執せず、個々人が個々人に併せた入試スタイルを選べる、ある種、就活をするような形で大学に入るようになってきていると思うんですね。

そこで重要になるのが、個々人が主体的に、そして自発的に進路選択をすること。

僕たちはそのお手伝いをするために、大学生のリアルと、どのような中高時代を過ごして大学生になったのかという事を発信しようと思いこの活動をスタートさせました。

高山

ちなみに、林さんは今どのようにして大学で学ばれているのでしょうか?

林さん

千葉県の県立高校から現役で東京大学の文科Ⅱ類へ進学し、現在は文学部の哲学科で学んでいます。

高山

そういった経緯があるのですね。

では、林さんの進路選択の経緯についても教えて頂けますでしょうか?

林さん

高校時代、進学先を選ぶときに東大と一橋と京大の3つの大学の中から決めようと思って、どちらかといえば自分で積極的に情報集めをしていました。

その中でも、京都大学に関しては、修学旅行の自由時間を使って実際の京大生にアポを取り、キャンパスを案内してもらった経験もあります。

ただ、どうしても外面を見るだけでは大学の本質は分からず、家から一番近い大学という点で東大を選んでしまいました。

そういった点では、もっと大学の情報を知りたかったのにあまり得ることができないまま大学生になってしまったという感覚です。

高山

僕らの受験期って割とそうでしたよね。

今は中高生でもほぼ全員がスマホを持っていて情報が入りやすくなりましたが、当時は家のパソコンで大学のHPを見たりしていましたし…。

林さん

とにかく検索エンジンからHPにアクセスして…、という形がポピュラーでしたからね。

僕は元々経済学部系統の文科Ⅱ類に入っていて、そこから転学部をして哲学科に進みました。

その過程でもっと早く「哲学」について詳しく知っていたら、より良い大学生活を送れていたかなとも感じています。

高山

確かに。

早い段階で大学で学ぶ学問について知っておけばもちろんすごく有利ですよね。

話は逸れますが、個人的には中学時代の過ごし方がそのまま大学進学にも影響してくることへの認識が薄かったことを非常に後悔しています。

林さん

そうですね。

僕は中高一貫校だったので、中一の時点では同じレベルの学力で全員が入学してきます。

でも、高校受験がない分どうしても堕落してしまう人が一定数いるのも事実…。入学後の過ごし方で、高三になる頃には大きく変わってしまっているんです。

中高生時代に、卒業後のイメージが湧いているかどうかが「今、自分がどういう風な日々を過ごすべきか」という視点に大きく関わる部分ですよね。

高山

そうですよね。わかっていてもなにかと難しいものではありますが…。

思い返すと、志望大学の学園祭で実際の大学生と交流した時は「この人みたいになりたい!」と思ってその後の勉強が捗ったこともありましたね。

林さん

大事なのはそれなんです。

本当に中高生が自分に合ったキャリアプランを選択するためには、大学生自身が実体験をもとに等身大の姿を見せることによって「こんな道もあるんだよ」という事を知ってもらうことが重要だと考えています。

交流イベントも開催

林さん

実は昨年、千葉県の公立学校等で中高生を対象にしたオフラインイベントを5回ほど実施したのですが、そのモチベーションは完全に「自分がもっと早く大学の事を知りたかった」という気持ちからの事でした。

高山

そのイベントはどのようなイベントだったのでしょう?

林さん

大学生7~8名で、トークショー&座談会スタイルで実施しました。

およそ60人ほどの中高生に参加をしていただき、まずは自分たちがどういう進路選択をしたのか、そして今はどんな生活を送っているのかなどをそれぞれ話した後、テーブルに少人数で集まって個別にお話をしました。

高山

参加された中高生からはどんな質問が多く寄せられましたか?

林さん

イベントをやる前は「身近な高校生活のことを聞かれるかな〜」とか「縁遠い大学の授業のことを聞かれるのかな〜」とか毎回身構えるんですけど、これが本当にいろんなことを聞かれるんです!

  • 建築学科の卒業制作
  • 就職以外の卒業後の進路
  • 体育会とサークルの違い
  • ひとり暮らしのいいところ悪いところ
  • 数弱理系の勉強のしかた
  • 受験勉強中のデートの回数
  • 苦手な高校の先生との付き合い方

などなど、わりとなんでも聞かれます…!

質問をカテゴライズできない分だけ、オフラインでイベントをやる意義みたいなものを感じますね〜

高山

かなり具体的…!僕は中高生時代にそこまで考えていたか怪しいな…。(笑)

他にはどんなイベントを実施されたのでしょうか?

林さん

他には、個人塾とのコラボイベントを実施しました。

アットホームな雰囲気で、保護者の方にも来て頂き、進路の情報を調べながらその実情を大学生が教えるようなスタイルのイベントで、「理科大と東工大は何が違うのか?」といったような、聞きづらくて意外に誰にも聞けないままだったような質問もありましたね。

ここでのイベントは、学校という環境ではないからこそぶっちゃけた話ができたりするのは大きなメリットでした。

YouTubeをはじめたきっかけ

高山

最近新しく始められたとおっしゃっていたYouTubeはなぜ始められたのですか?

林さん

最初はHPを作って情報を発信していました。

でも、いきなりHPを訪問するのはやっぱりハードルが高いですよね。

でも、YouTubeであれば、中高生の場合日々の生活習慣に組み込まれているのでより身近なところから届きやすいと考えて、まずはものは試し、やってみることにしました。

高山

今はYouTubeが若い世代に大人気ですもんね。

では、YouTubeでの活動という側面で、もう一度FindUの理念の部分を掘り下げて教えて頂けますか?

林さん

そうなんです。

先述の部分と重複してしまいますが、大学生になると、中高生時代とは全く違う環境に置かれるんですよね。

授業を自由に選択したり、出席するかしないかも最終的には自己判断であったり。

そして時期が来たら就活をする部分まで、何でも自分で切り開いていかなければいけない。でも今まで先生に言われたことをやって、主体的に行動してこなかったのにいきなり放り出されたら誰しも大変です。

大学生になって留年したり、堕落したりしてしまうのは今まで主体的に行動してこなかったことが要因の一つだと考えているので、自分の将来を無駄にしない為にも早いうちからの自主性の形成が大切だと思い、より広く発信する手段としてYouTubeを選びました。

高山

耳が痛いです(笑)

僕も自主性が足りずに大学生活を数年犠牲にしたクチなので…。

思い返してみれば、誰も教えてくれないのにと第三者を責めてしまっていた部分もありましたね。

林さん

先生たち、また教育の改革を主導する方たちも、「主体性が大事」とはいうものの、実際の主体性の育み方は中々教えてくれないですし、主体性ってそもそも人に言われて教わるものなのかどうかも怪しい。

そこで自分なりに、どう中高生に主体性を持ってもらうかと考え、具体的なイメージが重要なのではという事に気づきました。

進学先を選ぶとき、

  • ○○大学
  • ××大学
  • □□大学

と選択肢があったときに、その大学の○○学科に行っている先輩がいる!という姿を見てもらうことによって、「あの人みたいになりたい」とか、逆に「あの人みたいにはなりたくない」というような具体的な大学生のイメージをそのまま将来のイメージに繋げて欲しいと思って僕たちがそれを発信する形ですね。

高山

等身大の大学生像を見出すというのは画期的ですね。

なかなか学生時代に、知り合いに大学生がいるというケースは多くないですし。。

林さん

YouTubeで例えるとすれば、「<大げさに言うと>ヒカキンさんのような存在の大学生」ですね。(笑)

ヒカキンさんは小・中学生にとってのあこがれの存在じゃないですか。でも、そのくらい憧れられる大学生像があったらモチベーションが上がりますよね。

でも、大学生でちゃんと自分の活動をしている人も実は凄いんです。今まで社会になかった考え方や理論、物質などを見つけるきっかけを作っているのは、大学生やその延長にいる「大学」という機関に属している人たちなので、そういったことを広く伝え大学生という存在がしっかり評価されたら良いことです。

高山

確かに。大学生という肩書って広いですよね。真面目な人から、まったく学校に行かずに自分を探す人まで。

どう過ごすのも自由な、免罪符のようになっていますよね。

林さん

そうなんです。大学生も本当に色々な人がいますよね。

「大学生像」という点でいうと、大学や進学塾の様な機関が公に発信しているものも多くありますが、そういったものはバイアスがかかっているので、プラス面しか見えてこない傾向があります。

高山

なんで私が東大に、というポスターのような感じですね。

林さん

そうです(笑)

なので、僕達は合格体験などの成功体験よりはカジュアルな部分を強調しています。

恋愛に例えると、モテた話より振られた話のほうがインパクトがありますよね(笑)

例えば今出ている動画の中でも「哲学科に進んだ理由」とか「映画を『研究』するってどういうこと?」とか、受験で英語を勉強しなかった後悔とか世界史の単語の覚え方とか…

YouTubeに色々なYouTuberがいるように、多様な大学生の姿を目にすることができる未来を作りたいです。

メッセージ

高山

最後に、読者の方へのメッセージをお願いします!

林さん

僕達の大学生活を後輩たちに伝えて、キャリアプランの手助けをするという活動は、自分自身の通ってきた道を振り返るという事でもあります。

就活においてもガクチカ(学生時代に力を入れたこと)を伝えたり、自己PRをする機会があるので、ここで中高時代を振り返ることは、就活、ひいては今からの自分たちのキャリア形成にも役立つと思っています。

誰かの役に立ちながら自分のためにもなる、自分が楽しいと思っていることを発信できる場をこれから作っていくので、ぜひ活動に興味を持ってもらえたら嬉しいです!

また、YouTubeを見て頂いたら自由にコメントを下さい!もし、YouTubeに出たい!とかあったらそれもぜひお願いします!

高山

ありがとうございました!

お知らせ

今回はPenmark×FindU「PenU」の企画第一弾として、代表の林さんのインタビューをお届けしました。

次回、またまたテーマを変えて楽しい企画を届けられればと考えていますのでその際お目にかかりましょう!

ABOUT この記事を書いた人

Takayama

編集長の高山です。 今一番気になっているのは「分子ガストロノミー料理」。 一番欲しいものは学位記です。
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