入学式が終わって、新歓期になると先輩に履修相談をする学生が増えます。ガイダンス期間が終わってからの1週間はオリエンテーション期間となります。このオリエンテーション期間では授業で取り扱う内容を説明するお試し期間となります。
このお試し期間の講義についてですが、授業のオリエンテーションに出るのが億劫なために、講義に出席しなくなる学生は多いです。その結果、先輩に話を聞いた話だけを鵜吞みにして、一年生は履修を組みます。
このような履修の組み方は非常に危険です。
目次
履修を組む時の落とし穴
講義を身をもって受講した人の話を鵜吞みにするのは、なぜ危険なのか。それは下に挙げる重要な点を見落としているためです。
講義形態と授業内容の変更
慶應の講義は年度によって講義の形態を変えることが多いです。例えば、前年度はテスト一発勝負であるのに、今年度は出席を取るなんてことはよくあります。
試験の難易度の急激な上昇
試験に関しても、教授の気分次第で難化する可能性があります。加えて、相対評価制度の導入によって、周囲の学生が優秀になればなるほど、良い点数を取らなければ単位はきません。
先輩との価値観の違い
何を楽と捉えるのかは人によって違います。興味ある分野であるならば、どのような形態であっても楽と感じる人は楽だと言います。
勤勉な人にとっての楽に取れる単位は、あなたにとっては取るのが凄く大変な単位である可能性があることを忘れずに!
誤った情報の流布
サークル側が履修相談をするのは一人でも多くの新入生に自分のサークルに入ってもらいたいからです。そのため、自分の知らない講義に関してもいい加減なことを言う学生がいます。
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講義の内容は毎年変わる |
今年取り扱われる内容が難しなる可能性がある |
自分にとって楽かどうかは自分で考える |
先輩であっても、言ってることが本当かどうか疑うことを忘れてはいけない |
大学の試験対策での落とし穴
大学の試験はほとんどの場合、論述での試験になります。そのため、一夜漬けで挑んだところで取れない単位が出てきます。
慶應の試験対策の風潮として、試験対策プリントと講義で配られる資料があれば単位が取れると思っている学生が多いです。
このような学生は比較的に単位を落としやすいです!以下のことがその理由として挙げられます。
試験対策プリントが前年度のものである
こちらは履修申請の落とし穴で触れた内容に似ています。講義の内容は、年度によって大きく変わります。友人からもらった試験対策プリントが自分の年度の内容であることは少ないです。
試験の範囲が広い
高校と違い、小さなテストがないため、大学の試験は、テスト範囲がとても広いです。そのため一夜漬けでは時間が足りなくなることが多いです。
講義で口答で言ったことが試験に出題される
仮に友人から授業で配られたプリントを持っていても、講義で口答で触れた議題についてはわかりません。その結果、試験にその部分が出題されても的外れなことを書いてしまいます。
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試験対策プリントは年度によって変わる |
試験範囲は前もって確認することを忘れない |
教授が講義で扱ったことの全てが試験範囲 |
落とし穴を回避するには?
友人とタッグを組み、授業を分割する
試験しかない授業の場合、友人と分業することは悪い方法ではないです。しかし自分の出席しない講義を他人に預けることになるのでリスクは高いです。
講義の空気感は人によって感じるものが違うので注意が必要です!
自分の目でしっかり確かめる
やはり自分の目で確かめるのが最も確実な方法です。1つの講義を受講するのにかかっているコストはおよそ*3500円です。
*年間授業料(約110万円)÷受講コマ数(約310コマ)=一コマあたりの金額(約3500円)
慶應義塾大学の講義は質の高い講義が多いです。講義と真摯に向き合うことで見えてくるものが沢山あるはずです。
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他人任せにすると共倒れになってしまう |
自分の足で講義に赴き、講義要項と照らし合わせながら受講することがベスト |