慶應ギャル男、司法試験講師になる。

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こんにちは!編集長の高山です。

普段は現役の慶應生にフォーカスさせて頂くことが多いペンマークニュースですが、今回は慶應OBの方に取材をさせて頂きました。

取材させて頂いたのはアガルートアカデミーの名物講師、石橋侑大さん。

彼がいるだけでガラッと教室の雰囲気が変わってしまう、底抜けに明るいキャラクターの石橋講師。でも実はその経歴は異色で‥‥

今回はそんな石橋講師の姿に迫ります!

石橋さんのプロフィール

項目 詳細
氏名 石橋侑大
出身学部 法学部法律学科
座右の銘 フィーリングとタイミングとたまにあるハプニング
趣味 グルメ、アニメ、ホームパーティー、サッカー、ショッピング
性格 楽観的・細かいことは嫌い・めんどくさがり・面白いことしかしたくない
経歴 渋谷教育学園幕張高等学校卒業→慶應義塾大学法学部政治学科卒業

中央大学ロースクール中退(在学中に予備試験合格

司法試験合格→司法修習終了→弁護士登録はせず講師の道へ

インタビュー

熱血サッカー少年からギャル男に転身したという石橋講師。

その後、慶應卒業司法試験合格修習修了ののち、司法試験講師の道へと進まれた石橋講師に、学生時代や現在のお仕事について詳しくインタビューさせて頂きました!

高山

本日はよろしくお願いします。

石橋さん

初めまして。アガルートアカデミー司法試験講師を担当している石橋侑大です。よろしくお願いします。

高山

石橋さんはどのような学生時代を過ごされたのでしょうか?

石橋さん

幼稚園時代から高校2年生までずっとサッカーを習っていて、高校時代は、ブラジルへ遠征に行ったり、とにかくサッカーが大好きでサッカー選手を目指していました。

ただ、自分の実力が理想に追いつかなかったこと、監督のサッカー観と自分のサッカー観にズレがあったこと(今思えば、つくづく自分は子供だったなあと思います笑)等が重なり、高校2年いっぱいで好きだったサッカーを辞めてしまいました。

んで、高校3年生でギャル男になる。

高山

ん?ギャル男

石橋さん

ギャル男って言われても皆さんご存知ないですよね。今は絶滅危惧種ですが、当時は渋谷を中心にたくさんいたんですよ。

ギャル男時代の石橋講師

高山

印象が全然違いますね。なにかきっかけがあったのですか?

石橋さん

部活を辞めた後にコンビニで雑誌見てたら『men’s egg』ってギャル男専門雑誌が目について、ビビッてきたんですね。

「ぐおおおっ!これだ!俺がなるべきものはこれだ!ギャル男にならなければならない!」みたいな(笑)

翌日には日焼けサロンに向かい、肌を黒く焼いてギャル男になる道を歩み始めました。

高山

大きな変化ですね。

石橋さん

転職みたいな感じです。

昔から考える前に行動っていうんですかね、フィーリングを大事にしていて、やりたいと思ったらとにかくやる性格なんです。

ギャル男になりたくなったからギャル男になった。そんなところでしょうか。

ギャル男が司法試験を目指した理由

石橋さん

高校3年生あたりですかね?
もともとギャル男だった頃に「俺、ギャル男弁護士になるわ」なんてことを周りに言っていたんです。

その頃は丁度、行列のできる法律相談所というテレビに橋本弁護士が出ていました。
それもあってか、俺が出たらネタになるかな?くらいの気持ちで周りに吹聴してたんだと思います。

んで、大学入ってからでしょうか、法学部に入ったし、将来何しようかな?って考えた時に、弁護士なら金も稼げるし、かっこいいし、モテそうだなって。

あと、周りにギャル男弁護士になるとか言ってたのにならなかったらダサいじゃないですか。
有言実行しないとって気持ちもあって。

あとはなんだろ。
親に対する気持ちも割と大きかった。このまま遊んでるだけは後ろめたいなあと。

そしたらもう止まらなくって。

司法試験に受かるも、弁護士登録はせず講師の道へ

石橋さん

私は司法試験に合格し、司法修習を終えた後、弁護士登録をすることなく、アガルートアカデミーで司法試験講師として日々指導に明け暮れる道を選びました。

高山

石橋さんはなぜ講師の道を志したのですか?

石橋さん

理由は簡単、「講師のほうがやりたい」とその時の自分が思ったからです。

平成26年に予備試験に合格した後から、後輩の指導受験予備校のバイトや貸教室を利用したプライベートでのゼミ、と言う形で継続してきたんですね。

それが本当に面白い。

大学受験も同じですが、受験に合格するか否かは人生にとって大きな岐路となります。
その合格を目指している方々と一緒に学び、楽しみ、時には苦しむ

こんな喜怒哀楽を共にできる仕事は他にないんじゃないかと思いました。

責任が伴うが故、充実感・達成感も半端ない。

そして、なにより私は人と人とのコミュニケーションが好きなんです。

そんなことから、私は法曹業界を入り口で支えたいと思い、司法試験講師として働く道を選びました。

具体的な仕事について話しますと、主に日吉と早稲田にあるラウンジで、講座を受講している子と他の塾に通っている子やロースクール生に対する個別指導を行っています。

その他は受験生同士の交流会(という名のただの飲み会です笑)や、学生向けの勉強会・社会人向けの勉強会といった外部向けのイベントと、ラウンジ生向けに趣味でゼミを開催しています。

他にも受講相談も受けています。

去年は、全国(福岡、広島、名古屋、東京、仙台、札幌)を回ってその地の受験生と飲むというイベントも開催しました。

講師としてのやりがい

高山

石橋さんの講師としてのやりがいを教えて頂けますか?

石橋さん

本気でやらなければいけない責任感を日々実感できるのは、この仕事ならではのやりがいだと思います。

受講生さんは、高いお金を払って個別指導を受けに来るお客様です。

そして、そのお客様に司法試験・予備試験に合格するという目的を達成するために必要なサービスを提供する。

この当たり前を当たり前にし続けるってなかなか大変なんですね。

手を抜こうと思えば抜けますし、疲れていて抜けそうになる時もある。

それでも、プロとして満足していただけるサービスを提供しなければならない。

これを常に自分に問い詰めて仕事をしているのですが、この当たり前を当たり前に考えられる仕事であること自体がやりがいになっています。

また、個別指導では受講生の熱意や努力といった本気、成長に直接触れられるんですね。
本当に個別指導って熱いんですよ。

様々なタイプの受講生がいるわけですが、「その思いに応えたい、いや、応える!!」って思っちゃうんです。

個別指導はコミュニケーションですからね、思いが伝わり合うんですよ。

こんな熱い仕事、最高じゃないですか。

一人ひとりの人生を背負っているという気持ちで受講生に接しています。

それと、講師としてのやりがいと言う質問に対する答えになっていないかもしれませんが、『講師』ではなく『先生』を目指してるんです

石橋講師が目指す「先生」とは

高山

石橋講師はどのような「先生」を目指しているのですか?

石橋さん

私は『講師』と『先生』は少し違うものと考えているんです。

講師』は試験に受かるスキル(知識や勉強の仕方等)を教えてくれる人、『先生』は、ルーキーズの川藤先生のように教え子の人生まで影響を与えられる人と区別しています。

私の考え方、人生観、行動に教え子が触発されて、彼ら彼女らがそれを自分の人生に組み込んでくれる。私を見てて元気ややる気を出してくれる。ハッピーを共有できる。それって、最高じゃないですか?

そして、そうした目には見えない形にならないものを示せる人、それが『先生』だと思っていて、憧れてるんです。

だからこそ、毎日の仕事を本気で楽しむ、この単純作業を繰り返すことに本気で向き合っています。

そうすれば、いつかみんなに『先生』と言われても胸を張れる日が来るんじゃないかって。今の目標です。

後輩の慶應生と一緒に勉強してみて

石橋さん

慶應生は一言で言って『おもしろい』ですね(笑)

浴びるほど酒を飲んでバカしてる姿、本気で集中して真面目に勉強している姿、くっそ安い値段で秩父の土地を購入して別荘づくりに励んでるわけのわからない姿等々、いろんな慶應生を見てきました(笑)

なんか、多種多様なんだけど、いざというときに本気になれる子。

それが慶應生だと肌で感じています。

なので、一緒にラウンジにいるとこちらが笑顔をもらえますね。

私は仕事終わりや休日にラウンジ生と飲みに行ったり、宅飲みしたりすることが多いのですが、本当に楽しい。

勉強からプライベートまでいろんな話をして楽しくラウンジで過ごせています。

面白そうなら即行動!で本を出版

石橋さん

ある朝起きてすぐ、なぜかはよくわかりませんが「そうだ、本書こう」みたいな思いが湧いてきたんです。

なんで、その数時間後に社長の北斗さんに相談して、その場で出版社を紹介していただきました。

とにかく、面白そうなら即行動。そして全力で楽しむ。この行動指針の下、本を出版する運びとなりました。

司法試験・予備試験Q&A50 論文答案ってどう書くの?という本です。

この本は司法試験・予備試験の論文式試験の勉強に悩む受験生を念頭に置いた、答案作成の作法をコンパクトにまとめたものです。

内容は本を手に取ってみて頂きたいのですが、要は、私が個別指導内で伝えている事項のうち、最も大切な部分を抽出して文字化したもの。

いわば、私が司法試験・予備試験の論文式試験においてと考えている部分を抽出した本という位置づけです。

受験生間で当たり前と思われていてなかなか文字化されない、合格者が伝え忘れているであろう王道的な考え方を示したものと私は位置づけています。

ぜひ、手に取っていただきたいと思います。

高山

ありがとうございました。

さいごに

Penmarkの記事では、何度か紹介させて頂いている「アガルートアカデミー」。

今回は名物講師の石橋さんをご紹介させて頂きました。

僕もラウンジで学生と話す石橋講師の姿を見ていましたが、本当に良い意味で距離が近く、笑い声も出るような良い雰囲気でした。

そんな石橋講師に会ってみたい!という方はラウンジに足を運んでみてはいかがでしょうか?


ABOUT この記事を書いた人

PenmarkNews編集長/24歳/社会人大学生/経験を生かし、大学生をはじめとするZ世代の皆さんの生活がより豊かになる記事をお届けします。
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