マジックを極めし大学生集団、慶應義塾大学奇術愛好会に迫る!

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こんにちは、ライターの長濱です。

みなさんは、どんな術を心得ていますか?

学術、算術、医術、芸術、話術、ときに詐術が得意な読者もいるでしょう。昔は剣術や槍術、兵術なんかも重視されました。

魔術や呪術、妖術、幻術も、盛んに研究された歴史があります。

今回ご紹介するのは、その中でも奇術の使い手たち。

現代風に言うと手品、マジックです。

一体どんなサークルなのでしょうか!

基本情報

項目 詳細
設立 50年以上
人数 50~60人(男女比 3:1)
入サー期間 いつでもOK
活動 ステージマジックの練習・発表
SNS Twitter: 公式アカウント

インタビュー

今回は、なんと代表の経済学部3年の若尾さんと、経済学部3年の有安さん、法学部法律学科3年の浅野さんの3人にお越しいただきました!みなさんお忙しいところ取材にご協力いただき本当にありがとうございます!

━よろしくお願いします!では早速なんですが、活動について教えてください!

はい、よろしくお願いします!

私たちはマジックを練習・発表するサークルです!
主な発表会は、6月の学外発表会11月の三田祭年に2回あります!

特に他大学のマジックサークルと合同で行う学外発表会に向けて練習を積む人が多いですね。
発表会自体は任意参加です!

三田祭は、主に1年生の初舞台になります。
例年教室で披露することが多いです。

発表会の約2ヶ月前から、藤山記念館等で週1回、通し練習を行います。

それまでは各自で自分の演技を作って練習していく、という感じです!

━初心者でも大丈夫なのでしょうか…?

はい!メンバーも未経験者、経験者が半々くらいです。
未経験者で困ることはありません。

というのも、奇術愛好会には「徒弟制度」があるんです。
これは、1年生が弟子、2年生が師匠となり教えるというものです。

夏合宿で1年生は2年生の演技を見て、1人1人自分のやりたいものをやっている先輩に教わります。
そして師匠のもとで三田祭に向けて練習していきます!

技術的な面は先輩が教えるので、初心者、未経験者でも大歓迎です!

それでは、みんな自由に練習しているという形でしょうか?

そうですね、全体での練習も発表会前だけなので、週何回来て、等は特にありません。
でも、みんなふらっと部室に寄って話したりしています!

部室では、鳩も飼っているそうです!


━奇術愛好会では、どんな種類のマジックをするのでしょうか?

マジックは、主に

  • ステージマジック:壇上で行うもの
  • サロンマジック:小規模の部屋で行うもの
  • クロースアップマジック:至近距離で行うもの

の3種類に分けられます。

奇術愛好会のメインはステージマジックですね。
やりたい人は、例えばトランプを使ったクロースアップマジックなどもやっています。

━年間でどんなイベントがありますか?

そうですね、まずは夏合宿です!
4泊5日で千葉の館山に行きます。

夏合宿は、1年生が初めて部員に演技を見せる場でもあります。
とはいえ海で遊んだり、仲良くなるという目的の方が大きいです!笑

9月には家族会といって、OBさんと現役生が親睦を深める会があります。

11月には三田祭がありますね。

そして、老人ホーム等学外の施設に行ってマジックをする営業活動もしばしばあります。

また、施設から依頼を受けることもあります。

2月にはOBさんと有志発表会を行います。
こちらは有志によるマジックの発表会で、一般のホール等を貸し切って行います。


定期的に発表会があり、OBさんとの親交もあるんですね。

それでは、マジックを志す塾生は、どんな人たちなのでしょうか!

━メンバーはどんな雰囲気ですか?

やっぱり個性的な人は多いと思います。笑
一方で、超真面目な人もいれば色々とゆるい人もいますね。

メンバー同士で遊びに行ったりと、仲も良いです。

結局みんなマジックが好きなので、その好きを共有している、という感じです。

中には、やってと言われた時にすぐに取り出せるように常にトランプやコインを持ち歩いてる人もいます。

みんなふとした時に、自然とマジックと結びつけて考えるようになると思います。
気づいたらマジックの動画を見ていたり、音楽を聴きながら演技の想像をしたり、日常的に使う道具がマジックの道具と似ていたりしますね。笑

また、何らかの形で発表している人が大半ですが、単純に見るのが好きスタッフという形で貢献して入っている人もいます。
1回も演技したことがない人もいますし、マジックが好きなら大歓迎です!

━大会等で成果を修めている方もいるんですか?

はい、最近だとTMAというアジアの大会受賞したり、国内でも有名な大会世界大会の予選等に参加している人もいますね。

本気でやりたい人はとことん極められますよ!

━では奇術愛好会の、サークルとしての魅力を教えてください!

そうですね、まず上下間の仲がめちゃくちゃ良いということでしょうか。
徒弟制度による演技指導でもイベントでも、先輩・後輩の交流は多いです。

あとはマジックの魅力に直結するところが多いですね。


ということで、最後に3人にそれぞれマジックの魅力をお聞きしました!!

━それでは、3人が感じるマジックの魅力というのは何ですか?

若尾さん

マジックは自己表現の場だと思っています。

例えば普段、手から火出せないじゃないですか。
そういう普通だったらできないことをやってしまうというのが、素直に厨二心をくすぐるんですよね。笑

自分の中の世界観を、特殊なツールを使って表現できるのがマジックならではの良さだと思っています。

有安さん

舞台に立って不思議なことを起こしたときにお客さんにいただく「えっ!」とか「おーっ」という歓声は、他の機会ではなかなかもらえません。

演技系、舞台系のサークルは他にもありますが、奇術愛好会の特徴はひとりひとりが脚本・監督・演者を全て兼ねているところだと思います。
やっぱり負荷は伴いますが、それ以上に最初から最後まで自分の手で作り上げることができるのが魅力です。
そうやって自分で一連の演技を作り上げていく時間が、お客さんにいただく一瞬の歓声に込められているんです。

それはもうやみつきですよ。笑

また次もやりたいと思えますし、みんな様々な目的で舞台に立つと思いますが結局その瞬間が一番嬉しいんだと思います。

浅野さん

お客さんからの歓声というのは、本当にその通りです。
個人的には、準備している時間も同じくらい楽しいです。

例えば、旅行って計画を立てているときが一番楽しいみたいなところありませんか?笑
演技に関しても、マジックで何をしようか、どうやったらそれができるのかということを一生懸命考えている時間にやりがいを感じますね。

こんなの絶対できないだろうと思うものに対してもどうアプローチするか考え、理論や実証を通して試行錯誤するというのは特に、マジックならではの魅力だと思います!


みなさんそれぞれマジックの魅力について教えてくださいました…!!
ひとりで打ち込めるというのが、やっぱり他のサークルと比べて大きな魅力だと感じました。

それでは、3人は最初どんな思いで奇術愛好会に入ったのでしょうか…!

━3人の、奇術愛好会に入った動機を教えてください!

若尾さん

僕は少し逆張り精神というか、拗らせてまして…。笑
そんなにちゃんとした理由はないんです。

新歓期にバンドサーやら体育会やら色々勧誘されたんですけど、みんなと違うことやりてえ!ってなって、奇術愛好会に入ってみました。

正直最初は続ける気があんまりなかったのですが、先輩の演技を見てこれはすごいと思って本格的に参加し始めましたね。

有安さん

僕は高校の頃からマジックはしていたのですが、そこでお客さんに感動を与えられることの喜び、嬉しさを知りました。

大学に入り、もともとは馬術部に入りたいと思っていたのですが、奇術愛好会の先輩の演技を見たり、自分もやっていく中でマジックの魅力を思い出し、入サーを決めました。

浅野さん

大学に入り、サークルで何か一芸を身に付けたいという単純な動機ですね。笑

パンフレットを見ていたら奇術愛好会が目についたので、新歓を見に行ったんです。
実際に先輩にマジックをやってもらって、すごい、自分もできるようになりたいと思って入りました。

続けるかどうかは迷っていたのですが、自分もできるようになってマジックの仕組みや奥深さに魅せられていまも続けています。


ありがとうございます!みなさん色々な動機があるんですね!
最初はとりあえず入った、というくらいでもだんだんマジックの魅力に取り憑かれて続けてしまうというのが印象的でした…!

新入生に向けて

━それでは、奇術愛好会はどんな人に向いていると思いますか?

単純に、マジックが好きな人は全員向いていると思います。

マジックをやったことがないという人でも、お客さんに感動を与えたい、やりがいのある活動をしたい、という人はとてもウェルカムです。

マジック自体、実際にやってみると楽しいという部分は大きいので、間口の広い趣味ですよ!

━最後に、新歓情報について教えてください!

中庭ステージで、他のパフォーマンスサークルとコラボしてマジックを披露します!そして、ブース部室でも、先輩が間近でマジックをお見せします!

食事会も予定していますので、経験者の方も未経験者の方も、ぜひお待ちしています!

終わりに

奇術愛好会の3人を取材していちばん印象に残ったのは、好きなことについて話しているときの情熱です。

時間がたっぷりある大学時代に、何か術を身につけるのはいかがでしょうか?


ABOUT この記事を書いた人

不死鳥を飼い馴らす二十歳の法学徒。Penmarkのファッション担当であり、車狂い。ドリームカーはAlpineのA110。最近は、ヘーゲルの哲学と日々格闘している。クリープやマイヘアが主食で、彼女をこよなく愛している。
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